
一見変わった質問に思えるかもしれませんが、実は面接では定番の質問です。面接官はこの質問であなたの「対応力」を知りたがっています。ミスから何を学び、どう解決し、何を改善したかを答えましょう。
あなたの対応力をアピールするチャンス
面接で「前の会社での失敗」を聞かれることはよくあります。
この質問に対して「失敗=隠すもの」と勘違いして「特にありません」と答える人がいますが、これはNGです。
なぜなら失敗しない人などいませんから、失敗の経験が無いと答えてしまうと
「自分の仕事に対して甘い人」
「人に迷惑をかけても気付かない人」
「そもそも責任の無い簡単な仕事しか任されてこなかった人」
と判断されてしまうからです。
ですからこの質問には正直に、あなたの犯した失敗を答えるようにしてください。
ただし「何々の失敗をして周りに迷惑をかけてしまいました。」で終わってはいけません。
この質問で面接官が知りたいのは、あなたの「対応力」です。
ですから、どう失敗を解決したか?そこから何を学んだか?同じ失敗を繰り返さないために何を改善したか?まで答えるようにしてください。
なお、この質問に上手く答えられない転職希望者は案外多くいますから、あなたが上手く答えることが出来ればプレゼンテーション能力の高さをアピールすることも出来ますよ。
以下にこの質問に対する回答例を紹介します。
自分のケースに置き換えて考えてください。
回答例.1○
私が担当した商品についてお客様からクレームがあったことがありました。
いわゆる不良品を販売してしまったのですが、このときは検品体制に問題がありました。
その失敗があってから、それぞれの商品ごとに検品する項目のチェックリストを作り、さらに工場出荷時と店頭での2段階の検品体制にしました。
私が担当した商品についてお客様からクレームがあったことがありました。
いわゆる不良品を販売してしまったのですが、このときは検品体制に問題がありました。
その失敗があってから、それぞれの商品ごとに検品する項目のチェックリストを作り、さらに工場出荷時と店頭での2段階の検品体制にしました。
回答例.2○
お客様から「説明書の挿絵イラストと実物が違う」とクレームを受けたことがありました。
実は私の判断で、同じシリーズのものであれば、注釈さえ入っていれば、多少挿絵イラストと商品実物が違っていてもお客様は理解してくれるだろう解釈していました。
しかしこの経験で実際は高年齢層の人にとっては機械製品の説明書自体のハードルが高いことを知りました。
それからは新製品が発売される時は、同じシリーズであっても、説明書の内容はもちろん挿絵イラストも一新するようにしました。
お客様から「説明書の挿絵イラストと実物が違う」とクレームを受けたことがありました。
実は私の判断で、同じシリーズのものであれば、注釈さえ入っていれば、多少挿絵イラストと商品実物が違っていてもお客様は理解してくれるだろう解釈していました。
しかしこの経験で実際は高年齢層の人にとっては機械製品の説明書自体のハードルが高いことを知りました。
それからは新製品が発売される時は、同じシリーズであっても、説明書の内容はもちろん挿絵イラストも一新するようにしました。