複数の企業に応募することは当然のこと
日本人の性(さが)か「他の企業にも応募していることを伝えるのが気が引ける」という人もいます。
しかし、転職活動において複数の企業に応募することは当たり前のことですし、企業側もそういうものだと思っていますから、「他社にも応募されていますか?」と質問されたら正直に答えても全く問題ありません。
そもそも面接は企業側があなたを見極めるためだけのものでは無く、あなたが企業を肌で感じ比較するためのものでもあるわけですから遠慮する必要は無いのです。
とは言っても、面接官に不信感を与えるような答えはいけません。
以下にこの質問に対する回答例を紹介します。
自分のケースに置き換えて工夫してみてください。
はい、私は営業職を希望していますので、営業職を募集している企業数社に応募しています。
ただ私は特に営業職の中でもエンドユーザーと直接コミュニケーションが出来るBtoCの営業を希望していますので、そういった意味でも貴社の営業スタイルには非常に魅力を感じています。
「当社が第一志望ですか?」と聞かれたら
面接官は「当社が第一志望ですか?」という質問の仕方をする場合もあります。
「嫌な聞き方するなぁ」と思うかもしれませんが、面接官はあえて回答に困る質問をして、あなたの対応力を試しているという側面もありますので、ここは上手く答えなければなりません。
「当社が第一志望ですか?」と質問された場合、本当に第一志望であれば「はい」とその旨を伝えれば問題ありません。
が、もし第一希望ではない場合は、あえて “何番目” かを答える必要はありません。
その場合は「まだ志望順位は決めかねている」という答え方をするようにします。
以下にこの質問に対する回答例を紹介します。
自分のケースに置き換えて工夫してみてください。
はい、私はもともと貴社の「サービス名A」や「サービス名B」といったユーザー目線で考えられたサービスに感銘を受け、私も携わってみたいと思い応募させていただきましたから、もちろん第一志望です。
まだ検討中ですので志望順位は決まっておりません。
ただ、今は経験のあるアパレル業界を中心に志望していますが、その中でも貴社は流行を取り入れたオリジナル商品を季節ごとに発売されており、その開発力の高さには特に魅力を感じています。