
短期間で退職した人や転職回数の多い人は注意
「前の会社を短期間で退職されてますね?」
「転職回数が多いようですが?」
「職歴に一貫性が無いようですが?」
前の会社をすぐに辞めてしまった人や、転職回数が多い人はこういった趣旨の質問をされることはよくあります。
聞かれたくない質問ではありますが、企業側からしても採用してすぐに辞められては困りますから、こういった質問をすることはごく当たり前のことと言えます。
ですから心当たりのある人は「聞かれるもの」と思って予め回答を用意しておく必要があります。
反省と意気込みを伝えること
1社あたり在籍期間が1年前後と短ければ
「忍耐力が無いのでは?」
「自分のやり方を曲げない人なのでは?」
とネガティブに捉えられても仕方ありません。
しかしキャリアを偽ることは出来ませんから、これはもう事実として認め、少しでも面接官のイメージを良い方向に向かせるよう努力するしかありません。
コツは、まずは「反省」と述べ、そしてその反省から学んだことを伝えた上で意気込みを伝えることです。
一番NGなのは職場や元同僚のせいにすることです。
ここでネガティブな理由を答えてしまったら採用されることは無いと思ってください。
ですから
「すぐ辞めることになり周りに迷惑をかけることになり反省している」
「やりたかったこととは違うと感じてしまい、上司にも相談したが賛成してくれた」
「短い期間だったがそこで学んだことは○○の仕事でも活かせる」
などポジティブな理由を答えるようにしてください。
以下にこの質問に対する回答例を紹介します。
自分のケースに置き換えて工夫してみてください。
(前職場を短期間で退職した場合の例)
前の会社を短期間で退職することになってしまったのは営業スタイルが直接ユーザーの意見を聞きながらというスタイルでは無かったからです。
しかしこれは私の企業研究不足が原因でした。
私の退職により上司や同僚、取引先にまで迷惑をかけることになってしまったことは深く反省しています。
今回は前回の反省を活かし貴社の事業内容をしっかりと把握してまいりました。
(前職場を短期間で退職した場合の例)
入社後すぐに自分が希望していた仕事と違うことに気がつきました。
ただ、まだ仕事も覚えていませんでしたし、仕事を覚えていけば徐々にやりがいを見つけていけるのではないかと思い、半年は続けてみようと決めました。
しかし仕事を覚えて行くにつれ、益々自分が想像していた仕事との違いを感じるようになり、上司にも相談してみたところ「お前のやりたい事は分かるが、この会社では無理だろう」と言われました。
ただ、想像していた業務とは違いましたし、働いた期間も半年という短い間ではありましたが、それでもその仕事を通じてエンドユーザーへの営業スキルは身につけることが出来たと思います。
(転職回数多い場合・職歴に一貫性が無い場合の例)
正直に申し上げると、今までは自分が本当にやりたいことは何なのか?と自分自身に問いかけながら仕事をしてまいりました。
転職回数が多くなってしまったのはその為です。
しかし複数の仕事を通じて、私のやりたいことはお客様と直接コミュニケーションをとることが出来る接客業だと気がつきました。
そのため3ヶ月前から販売士2級の勉強もはじめています。