
「人間関係」の質問は協調性を確認しようとしています
職場での人間関係のトラブルはよくあることですが、原因がどちらのあるのかは面接官は知ることは出来ません。
もしあなたに原因があった場合、また同じトラブルを起こすかもしれません。
この質問はそういったことを確認するためのものです。
ですから、もしあなたが過去に何らかの人間関係のトラブルを経験しているなら、ここは素直に答えるべきです。
トラブルを隠したいばかりに「ありません」と答える人もいますが、社会人として人間関係のトラブルが全く無いということの方が不自然です。
ただ、この質問に答えるときは「起きたトラブル」だけ述べて終わるのではなく、「何が原因だった」「自分にも非があり、こうすれば避けられたかもしれない」というところまで伝えるようにします。
一番良くないのは、トラブルの原因を全てを相手のせいにしてしまうことです。
「自分は悪くない」と言いたい気持ちは分かりますが、それをすると「自分を曲げない人、ワガママな人」と判断されてしまいます。
なお、中には本当に一度も人間関係のトラブルを経験したことが無いという人もいるかもしれません。
その場合も単に「ありません。」と答えるのでは無く、「何故自分は人間関係のトラブルが無いのか?」を併せて答えるようにしてください。
そもそもこの質問は、あなたの協調性を確認するための質問なのですから、面接官にはその答えを“示す”必要があるということを忘れないでください。
以下にこの質問に対する回答例を紹介します。
自分のケースに置き換えて工夫してくてください。
前の会社で一人の部下に一時的に避けられたことがありました。
私の期待していた部下の一人だったのでこれではいけないと思い、食事に誘い何故避けるのか直接本人に聞いてみました。
すると以前その部下が話していたアイデアを私が軽くあしらってしまったのが原因でした。
私としては軽い会話のつもりだったのですが、本人は一生懸命考えたものだったそうです。
それ以来、部下に限らず真剣に話を聞くように心がけるようになりました。
以前勤めていた会社で、同僚と気まずい雰囲気になったことがあります。
原因は本当にシンプルなことなのですが、その同僚が嫌きらっていた上司が私のことを買ってくれていたことが原因でした。
その時は「そんな小さなことで…」と思って私も相手にしなかったのですが、ただ、人間関係のトラブルは業務の進行に影響が出てしまうこともありますから、今思えば二人で話し合うべきだったと思います。
(本当に人間関係のトラブルを経験したことが無い場合の例)
私は言われたことに対して一度飲み込んだ後、自分なりの解釈をするタイプなので、人間関係のトラブルは本当に経験したことはありません。
ただ、そんな私の性格に全ての人が納得してくれていたかと言えばそうでは無いかもしれません。
そういった点は今後見直すべきところもあるかもしれません。
面接回答例:
面接での自己PRは何を話すべきか?
志望理由を聞かれたら?
当社で働くことになったら何がしたいですか?
転職理由を聞かれたら?
意外に困る同業種への転職理由
前の会社を辞めてからのブランクが?
前の会社での失敗をお聞かせ下さい
長所・短所をお聞かせ下さい
前の会社の在籍期間が短いようですが?
人間関係で困ったことはありますか?
他社にも応募されていますか?
何故アルバイトから正社員に?
いつから働けますか?
何か質問はありますか?