私が元転職エージェントのコンサルタントだからというわけではありませんが、2回目以降の転職で自分の理想の会社に転職したいなら、今は転職エージェントのサポート無しではかなり難しいでしょう。
今はほとんどの転職者が転職エージェントを利用しており、皆プロのサポートのもと転職活動をおこなっていますから、転職者ひとりでは、なかなか太刀打ちできるものではありません。
また、企業側も「ほとんどの転職者が転職エージェントを利用している」という現状を知っていますから、本当に欲しい人材を募集する際は転職エージェントに求人を出すのが一般的になっています。
こういう言い方をすると問題があるかもしれませんが、昼間からワンカップを飲んでいるような人は、そもそも転職エージェントを利用しませんよね?
しかし無料の求人誌やハローワークに求人を出すと、そういう人達からも応募がきてしまうわけです。
企業もいちいちそういう人たちに対応していられませんから、はじめから、常識的な人しか利用しない転職エージェントに非公開で求人を出すわけです。
というわけで、今回は転職エージェントを利用することが前提の記事になっていますので、転職エージェントを利用する気のない人は参考になりません。予めご了承ください。
なぜ2回目以降の転職が難しいのか把握する
2回目以降の転職が難しい理由として良く耳にするのが「忍耐力が無く、直ぐ辞めると思われる」というのがあります。たしかにこれも理由の一つではありますが、実はこれだけではありません。
2回目以降の転職が難しい理由としては以下のようなことがあげられます。
忍耐力がない、我慢ができない人だと思われる
2回目以降の転職が難しい理由としては、まずこれが上げられます。楽な仕事なんてものは世の中にはありませんし、もしあったとしても、仕事に楽さを求める人を雇う企業はありません。
人間関係を築くのが難しい人だと思われる
転職本などを読んで、「人間関係を退職の理由としてあげるべきではない」というのは既にほとんどの転職者が知っていますから、自分の口から人間関係を退職理由にあげる人は随分少なくなりました。
その反面、企業側が、転職回数の多い人に対して「人間関係を築くのが難しい人なのではないだろうか?」と疑ってかかることが多くなったように感じます。人間関係に問題を抱えやすい人はチームワークを乱しますから、企業は本当に嫌がります。
私の経験でも、私が実際に接してみて「うわ、この人難しそうだな…」と感じた人は、どんなに優れたスキルを持っていもなかなか採用されませんでした。
大したことない人材だと思われる
どれだけ職務経歴書に輝かしい経歴が書かれていても、その人の本当の実力は一緒に仕事をした人でなければわかりません。
応募企業にしても、過去に1度や2度は「職務経歴書の経歴もスゴイし、面接も自信満々だったから雇ってはみたが、実際は全く期待はずれだった」という経験はしています。
そしてそういう期待に応えられない人材は、結局居心地が悪くなり最終的には辞めていくということも知っています。
転職回数が多いと「この人もそうなのではないか?」と疑われてしまうことがあります。
「直ぐ辞めることになる会社を選んでしまう人」だと思われる
結局、直ぐに辞めることになる会社を選んでしまう人というのは、
「慎重さがない人」「洞察力がない人」「自分のやりたい事がはっきりしていない人」「自己評価と他者評価にギャップがある人」です。
ひとつ知っておかなくてはならないのは、応募企業にしても、過去に何人も「直ぐに辞めた人」を見てきているということです。いままで自社を直ぐに辞めた人たちがどんな人達だったかを見てきているのです。
そして直ぐに辞めた人たちに対して「あいつはすぐ辞めたけど凄い優秀だったな」という印象を持っていることはほぼなく、多くの場合はその逆、「慎重さがない人」「洞察力がない人」「自分のやりたい事がはっきりしていない人」「自己評価と他者評価にギャップがある人」という印象を持っています。
転職回数の多い人は、すでに潜在的にこういった印象を持たれているのだと自覚しておいたほうが良いでしょう。
企業の不安を払拭させる転職理由を用意する
企業の採用担当者が、転職回数の多い転職者に抱く不安については前項で説明しました。
では転職回数の多い転職者が、転職に成功するためにはどうしたら良いか?
結論としては、採用担当者の不安を払拭してやればいいのです。
ただ、その不安を払拭する方法は、あなたのこれまでのキャリア、前職の仕事内容、待遇、スキル、そして応募企業の業種によって変わってきます。
つまり採用担当者の不安を払拭する方法は、人ぞれぞれ違ってくるのです。
だからこそ転職エージェントのサポートが必要になるわけですが、一つ、採用担当者の不安を払拭する方法として、どの転職者にも共通して言えることで、前職の退職理由と、志望動機に繋がりを持たせるというのがあります。
例えば
「前職のココはやりがいを感じていたが、コノの部分が自分がこの先20年30年勤める会社として考えたときに満足できなかった。その点、貴社のアノ事業のアノ部分なら、私が前職で得た経験を生かせるし、前職で満足できなかったアノ部分も貴社のコノ事業なら叶えられるのではないかと思った」
という感じで、退職理由と志望動機に繋がりを持たせるようにしなければならないのです。
これを退職理由と志望動機をバツンと切り離して、「Aが飽きたので辞めました。今度はBにしました。」というように答えてしまうと、短絡的な人だという印象を与えてしまい、まず採用されません。
あなたなりの退職理由と志望動機に繋がりを持たせたストーリーを作る。
これが2回目以降の転職を成功されるカギになります。
2回目以降の転職で転職エージェントを利用するメリット
2回目以降の転職を成功させるカギは、
「あなたなりの退職理由と志望動機に繋がりを持たせたストーリーを作りだすこと」
ですが、
これを強力にサポートしてくれるのが転職エージェントのコンサルタントです。
退職理由と志望動機に繋がりを持たせたストーリーを作り出すには、あなたの本当の退職理由、経験、スキル、理想、そして何より応募企業が今本当に求めている人材を把握していなければできません。
その点、転職エージェントの経験豊かなコンサルタントは、あなたへのインタビューで、本当の退職理由、経験、スキル、理想、全てを理解してくれますし、応募企業が今本当に求めている人材もリアルタイムで完璧に把握していますから、2回目以降の転職でも採用担当者を納得させられる転職理由を作り出してくれます。
そういう意味で私がお薦めする転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
私のような元同業者から見ても「リクルートエージェント」のサポート、コンサルティングの質は素晴らしいと認めざるを得ません。
大きな声では言えませんが転職エージェントのなかには、決まりそうな仕事なら何でもかんでも求職者に紹介して、紹介実績だけ増やそうとするところもあります。
しかし「リクルートエージェント」は本当の意味で会員ファーストのサービスを提供しており、転職せずに今の会社に残るという選択肢も提案してくれるような会社ですから安心して利用できます。
なお、転職エージェントは登録したからといって必ず仕事を紹介してもらわなければいけないということもありませんから、現在の転職事情を聞いたり、非公開求人を見せてもらうだけでも足を運ぶ価値はあると思います。
もちろん既にリクルートエージェント以外の転職エージェントに登録している方がリクルートエージェントに登録しても何ら問題ありませんし、むしろいくつかの転職エージェントを比べてみることで自分に合った転職エージェントが見つかることもありますよ。
リクルートエージェントの登録方法
2.下のページ(画像はスマホサイト)が開きます。「転職希望時期を教えください」とあるので転職を希望する時期をタップしてください。
3.以降「希望の勤務地」「直近の年収」「現在の職種」「生年月日」など20個の質問に答えたのち、「登録する」をタップすると、リクルートエージェントのサービス(もちろん)を利用することができます。
20個も質問に答えるのは面倒に思うかもしれませんが、これしきのことを面倒がっているようでは、正直、転職に成功することは難しでしょう。
なお、途中で入力を中断してしまうと、システムの都合上、また最初から入力し直さなくてはならなくなってしまいます^^;
一気に20個の質問に答えて登録だけでも済ませてしまいましょう。
登録したからと言って料金が発生するわけではありませんし、必ずしも利用しなければいけないということもありません。条件の合う仕事の紹介があったときだけ利用するというのももちろんありです。
柔軟に利用できるのも他の転職エージェントにはないリクルートエージェントのメリットです