職務経歴書

職務経歴書の書き方(3)自己PR編[例文あり]

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職歴の要約と通ずる点もありますが、自己PRはより「どう応募先企業で自分のスキルを発揮出来るか?」つまりヒューマンスキルをアピールしましょう!




キャリア不足も補えるのが「自己PR」欄

職務経歴書の「職務要約」や「経験知識」の欄と「自己PR」の欄で決定的に違うのは、「自己PR」では実績のみでなく、ヒューマンスキルもアピール出来ることです。

ここで私の経験をお話しします。

何度か当サイトでもお伝えしているように、私はホームページ作成のアルバイトから契約社員(後に正社員)に転職した経験がありますが、WEB関係の実務経験はそのアルバイトでの経験しかありませんでしたから誰がどう見てもキャリア不足でした。

しかし、そもそもそのアルバイトでさえ業務内容が「ホームページの作成」ですから知識の無い人が就けるものではありません。
そのため私はまずはそのアルバイトに就くために独学で「HTML」と「Photoshop」「Illustrator」「Flash」といったソフトを覚えました。
更にアルバイトをしながら「css」や「ActionScript」を学びました。

そして私はそれらの経験を職務経歴書の自己PR欄に、

「WEB関係の仕事がしたいとずっと強く思っていたが、実務経験もなく正社員として雇ってくれるはずはない。だからまずは独学で勉強し、アルバイトとして採用され、実務経験を積み、スキルをあげることにした。最終的には正社員の人からもWEBや画像処理関連の質問されるようになった。自分にはやると決めたら諦めずに学び続ける向上心がある。」

というアプローチで自己PRを書き、結果的にキャリア不足をカバーすることが出来、採用に至ったという経験があります。
この時は転職エージェントから紹介されたIT企業への転職だったため、転職エージェントの担当者の人にアドバイスをもらって職務経歴書を書き上げたのですが、今考えてもベストなアプローチだったと思います。

このように上手く活用すればキャリア不足を補うことが出来るのが自己PR欄ですので、特に実務経験不足の人や未経験の業種への転職では自己PR欄を上手に使いこなすようにしましょう。

転職エージェントと転職サイトの違いとは?あなたにオススメなのはどっち?

主観的な視点だけで無く客観的な視点も交える

あなたがいくら「私は○○をしました!」「私は○○の能力が長けています!」と主張したところで、それはあくまであなた自身の自己評価でしかありません。

あなたが「私は○○をしました」と言っても、採用担当者からすれば「で、その結果は?」となりますし、「私は○○の能力が長けています」と主張しても「じゃあその証拠見せてよ。」となってしまいます。

ですから採用担当者に「あなたのスキル」や「あなたを雇うことのメリット」を伝えるためには客観的な視点を取り入れて自己PRする必要があります。

例えば先にあげた私の例では、「WEBの勉強を独学でした」という事実だけでなく、「独学で得たスキルのレベルを認められアルバイトに採用された」という “結果” があります。
また「最終的には正社員の人からもWEBや画像処理関連の質問をされるようになった」というのも、第三者から見ても自分には頼りにされるレベルの知識を身に着けているという “証明” にもなります。

このように自己PRに客観性を持たせると「あなたのスキル」「あなたを採用するメリット」をより具体的に伝えることが出来ます。

自己PRに客観性を持たせるコツ

自己PRはどうしても「やったことの羅列」になってしまいがちです。
自分のやったことを一つでも多くアピールしたい気持ちは解りますが、先に書いたように「やったこと」だけでは相手にあなたを採用するメリットを明確にイメージさせることは出来ません。

ですから自己PRコツは

「あなたのどんなスキル(強み)を活かして何をやってそれによってどんなプラスの結果になり更にそこから何を学びどういうスキルを身に着けたか?」

を意識することです。

こう言うとややこしく感じるかもしれませんが、実際にやってみると思いのほかシンプルにまとまるはずです。
(そもそもシンプルにまとめないとダラダラした文章は印象が良くありません)

例をあげると、

客観性を持たせた自己PR例文:
私の強みは行動力です。前職場でもお客様の“動線”を考え商品配置を全て一新し、売り上げ10%増を成功しました。常にお客様目線という考え方は貴社の業務でも活かせると思っています。

という感じです。シンプルにまとまっていると思いませんか?

「何をしてきたか」だけでは無く「したことによってどんなプラス効果をもたらしたか」を伝えること。
「何が出来るか?」だけでは無く「それが出来る“証拠”」と「それがどう役に立つか?」まで示すことを意識するようにしてください。



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