職務経歴書

職務経歴書の書き方(2)職歴の要約編[職歴が多い場合の対処法]

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職務経歴欄が多くなってしまう人は「採用担当者の興味を引くこと」「あなたの魅力が伝わること」が目立つ構成にすると良いですよ。




一番大切なことは「あなたを採用するメリット」をイメージさせること

職務経歴書は正社員としてのキャリアは全て記載しなければなりませんから、職歴の多い人の場合、ともすると散漫で要点の分からない、単なる職歴を羅列しただけのものになってしまいます。

しかし当然ながら採用担当者が知りたいのは “単なる職歴” ではありません。

採用担当者が知りたいのは「あなたが何を経験し、どんなスキルを身につけ、どんな工夫をして、どんな実績を残し、そして採用したらどう貢献してくれるか?」です。

職務経歴書ではそれらを伝えることが最も重要になります。

ですから職歴が多く、転職希望先企業の業務内容と関係の無い職歴が沢山ある人は、「職務要約」、または「経験知識」の欄を冒頭に設けて、そこに転職希望先企業の業務内容と関係のある実務経験やスキルを要約して書くようにすると良いでしょう。

ボリューム(文字数)は他の欄とのバランスがありますが、あまり長くなり過ぎないように要点のみ押さえるようにします。
「業界」「業務内容」「期間」の基本情報は必ず記載するようにしてください。

また当然ですが、ここでアピールする事柄は転職希望先企業で “使える” 実務経験やスキルでなければなりません。
どれだけ自慢したい凄い実績を残していても、転職希望先企業と関係のない実績をダラダラと書いたところで意味がないので注意してください。

「職務要約」の悪い例と改善方法

まずは悪い例を見てみましょう。

悪い例:
株式会社○○で営業を3年間担当しておりました。お客様から直接意見を聞くことの大切さや、真摯な気持ちがあればお客様も真剣に耳を傾けてくれることを学びました。

上記の例で何が悪いか分かりますか?

まず、そもそも何の営業か全くわかりませんよね?
こういった場合は例えば「株式会社○○広報部で自社サプリメントの営業をしておりました。」のようにしっかりと書くようにしてください。

また「学んだ」ことだけ伝えられても、企業側からすれば「だから何?」で終わってしまいます。
こういった場合は「学んでスキルを身につけている」ところまで伝える必要があります。

以上を考慮して上記の悪い例を改善するとすれば

改善例:
株式会社○○広報部で自社サプリメントの営業をしておりました。
お客様から積極的に意見を聞くことを心がけ、改善点を商品企画部に伝える橋渡し的な役割もしておりました。
また私がマニュアル化した「お客様からのクレームの対応方法」は営業職の新人研修の教材として使用されています。

となります。

ひとつ忘れないでいて欲しいのは “職務経歴書も書類” だということです。

もし、あなたが採用され、その会社で働くようになれば「企画書」「報告書」等、様々な書類を作成し、上司や同僚に見せることになります。
当然上司や同僚は要点のまとめられた “優れた書類(伝わる書類)” を望みます。

では「職務経歴書」の出来が悪い人が入社後に “優れた書類(伝わる書類)” を作成することが出来るでしょうか?出来ないと判断されるのが自然ですよね?

だからこそ採用担当者は「職務経歴書」の出来不出来を重視するのです。

ここで紹介した悪い例のような文章を書くことの無いように十分注意してください。

参考:職務経歴書の書き方(1)基本編
参考:職務経歴書の書き方(2)職務経歴編
参考:職務経歴書の書き方(3)自己PR編



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