「キャリア式」の見本例
下が「キャリア式」の見本例になります。
「キャリア式」が向いているケース
「キャリア式」は転職回数の多い人や異動の多い人、つまり職歴の多い人に向いています。
見本例を見ていただけば分かりますが、一般的に「キャリア式」の場合、職歴は就いた年と企業名(職種)だけを箇条書きのように書いていきます。
※例では「編年体式」と比較するため職歴は少なくなっています。
ですから転職回数が多い人はここにまとめて職歴を書き、要点(=企業にアピールしたい実績・スキル・あなたがどう貢献出来るか)のみをまとめて書くことが出来ます。
また変則になりますが、応募先企業に関係のある(アピール出来る)職歴のみを上に書き、関係のない職歴は用紙の一番下に箇条書きするという方法もあります。
この方式だと “見せたいことは上に、見せたくないことは下に” 分けることが出来ます。
「キャリア式」のデメリット
「キャリア式」のデメリットは、まず構成すること自体が難しいことです。
イメージしていただければ分かると思いますが、時系列でキャリアを順に追っていくだけの構成と、アピールしたいポイントを目立つようにして、アピールしたくないポイントを目立たなくする構成というのは思いのほか難しいものです。
また、採用担当者も時系列でキャリアを追う「編年体式」を見ることになれていますから、「キャリア式」の職務履歴書は読み難いと感じてしまうかもしれません。
ただ、もしそんな構成が難しい「キャリア式」の職務経歴書で見やすいものが作ることが出来れば、その構成力が評価されるというメリットはあります。
「キャリア式」と「編年体式」でどちらが良い悪いというわけではありません。最終的には自分の書きやすいフォーマットを選ぶようにしてください。
ちなみに、私は過去にホームページ作成のアルバイトからIT企業の契約社員(後に正社員)に転職した経験がありますが、その時の職務経歴書はどうやって書いたら良いか本当に悩みました。何せ企業側にアピール出来る実務経験がアルバイトでの経験しか無かったわけですから、、
結局その時は「オリジナルに近いキャリア式の職務経歴書」を作成し、資料として自身が携わったホームページと共に提出しました。
結果的に採用されたわけですから、その「オリジナルに近いキャリア式の職務経歴書」は悪くなかったのだと思います。
職務経歴書は、見やすく工夫を凝らした、熱意の伝わるものであることが一番大切だと感じた出来事でした。
※このページでご紹介したのはあくまで「キャリア式」の例であり職務経歴書に正解はありません。
ただし「良い職務経歴書」と「悪い職務経歴書」はあります。下記ページにも目を通して要点を再度確認してください。
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意外に知られていない転職サイトに登録するメリットに「無駄な履歴書や職務経歴書を書く必要がなくなる」というのがあります。
というのも、転職サイトは予めプロフィールを登録するため、企業側が求職者のプロフィールを見て「合わないな」と思えば、応募した時点で断ってくれるからです。
つまり、履歴書はあなたのプロフィールを見たうえで、あなたを採用することに前向きな会社に対してだけ書けば良くなるということです。(※プロフィールを見て企業側からスカウトされることもあります)。
一般的に企業は誰に対しても「履歴書を送ってください」と言いますよね?しかし応募の度に履歴書や職務経歴書を書くというのは本当に手間のかかる作業ですから、転職サイトのこのシステムは転職者にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
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