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円満退社は社会人のマナー
映画やドラマでいきなり辞表を叩きつけ「今日で辞めさせていただきます!」というシーンを良く目にしますよね?
ドラマの場合は往々にして辞める側が正義のように描かれています。しかし実際は社会人としてこれほど恥ずかしい行為はありません。決して武勇伝には成り得ない行為ですので皆さんは絶対にやらないようにしてください。
あなたがどんなに会社に不満を抱いているとは言え、自己都合での退職は、会社の業務、引継ぎする社員、取引先にまでも迷惑をかけてしまうものです。
ですから本来自己都合での退職とは、自分のワガママを理解してくれた人たちに謝罪と感謝の意を伝えなければならない行為であってケンカ別れなんてものは論外なのです。
何より転職の際、転職希望先の企業が前の会社からあなたの勤務態度を聞くということは当たり前のようにありますからケンカ別れしても良いことはありません。
これは私がある企業の人事担当者から聞いた話です。
その方が面接した応募者で凄くさわやかで熱心な印象の応募者がいたそうです。面接での印象が良かったため、その方の中ではほぼほぼ採用を決めていたそうですが、念のため前の職場に問い合わせてみたところ「確かに仕事は熱心だが自分の理想通りに周りが動かないとすぐキレる、結局会社もキレて辞めていった」という事実を聞かされたそうです。
そう言われてしまうと、その人事担当者の方も「確かにそう言われればそんな一面もありそうかも?」と思えてきてしまい、結局採用は見送ることにしたそうです。
こういう事態は少なからずあることですから、どんなに会社に不満があっても辞めるときは必ず円満退社を心がけてください。
円満退社のためのコツ
会社を辞める場合は、まずは社内規約をよく読み、退職の意思を退職希望日の何日前までに報告しなければいけないか確認します。
そしてその規約より若干早めに直属の上司に報告するようにします。
一般的にあなたの退職は上司の口から社員へ発表されます。
上司が発表する前に、あなたの口からベラベラと退職の事実を周りに話すのはNGです。
辞めると分かっているのに、それを隠して普段通りに仲間と接するのは心苦しいでしょう。しかしあなたの退職を社員に伝えるのは会社の仕事です。あなたの口から伝えるのはルール違反だということを理解しておいてください。
そして退職が伝えられてからは、引継ぎや残務処理に全力を尽くしてください。
引き継ぎは引継ぎさせられる側からすれば余計な仕事、本来やる必要の無かった仕事です。
自己都合で退職するなら、そういったことも理解し、感謝の気持ちを忘れないように残務にあたるようにしましょう。
円満退職のためには退職までの数日間、周りのことを考え、感謝の気持ちを忘れず、一切の手抜きをせずに全力で引継ぎや残務処理に取り組むことです。
これが円満退職のコツであり、ビジネスパーソンとして最低限のマナーです。
信じらないことですが、転職サイトに登録せずに転職活動をしている方がいらっしゃるようです。
今や転職サイトは、求人誌はもちろん、ハローワークよりも多くの求人が紹介されている転職のベーシックです。もちろん利用は完全無料ですから必ず登録しておくようにしましょう。
転職サイトには、主に
- 求人案件数が圧倒的
- 転職エージェントのようにオフィスに足を運ぶ必要がないため在職中でも利用できる
- プロフィールを登録するため「スカウト」が来ることがある
- 無駄な履歴書を書く必要がなくなる
といったメリットがあります。
特に4つ目の「無駄な履歴書を書く必要がなくなる」というのは求職者にとっては非常に大きなメリットではないでしょうか?
どういうことか補足すると、一般的に企業は求職者から問い合わせがあれば、とりあえず誰に対しても「履歴書を送ってください」と言いますよね?。
ただ、手書きで履歴書を書くというのは非常に手間のかかる作業ですから、何度も採用される可能性の少ない会社のために履歴書を書くのは時間の無駄でしかありません。
しかし転職サイトは、予め(あなたの)プロフィールを登録しますから、応募先企業があなたのプロフィールを見て「ウチには合わないないな」と判断されれば、その段階で断ってきます。
つまり履歴書を書くのは、あなたのプロフィールを見たうえで、あなたを採用する気のある会社に対してだけで済むということです(※さらに最近ではプロフィールだけで(履歴書なしで)採用する企業も増えてきています)。
インターネットに馴染みのない方も、今の時代は企業側も「使える人材はネット経由で申し込んでくるもの」と捉えている傾向がありますから、是非転職サイトへの登録&プロフィール記入だけは済ませておいてください。
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