転職体験談

簿記の資格を取り未経験で会計事務所に転職成功!ブラック保険代理店からの大逆転

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会計事務所求人

私は現在会計事務所に勤務しています。
未経験からの転職でしたが、自分の感覚としては結構スムーズに進みました。

会計事務所への転職と聞くと「専門分野だから難しいのでは?」と思っている人もいると思います。
でも意外にそんなことはないんですよ。

実際私の事務所も、志望してくる人の半数以上は実務経験ゼロの人ですし、それでも採用されて半年後には戦力として立派に働いています。

というわけで、今回は私の会計事務所への転職体験をご紹介します。
会計事務所への転職を考えている人に少しでも参考になればと思います。


ブラックな保険代理店の営業に耐えられず転職を決意

私の前職は俗にいうブラック企業でした。

その会社は某ファミレスの入り口に置いてあった某有名求人フリーペーパーで見つけた会社でした。

後で「フリーペーパーは大量採用のブラック企業の求人も紛れ込んでいるから気をつけろ」と言われていることを知りましたが、そのころはそんなこと知りませんでしたから、まんまと騙されて入社してしまったのです。

その会社は保険の代理店だったのですが、電話帳を基に一軒づつ電話をしていくアウトバンドでした。
毎月ノルマを決められていて、未達だった場合は他の社員の前で罵倒されたり、電話機を投げつたられたりとそれはそれは酷いものでした。

残業も当たり前で、それに加えて仕事後も強制的に飲み会などに連れて行かれていました。

結局その仕事は1年ちょっと頑張りましたが、ある日の朝、頭痛と吐き気が止まらず、それが仕事のストレスからきているという自覚もあったため、「もう限界だな」と、転職を決意しました。

ただ、それでも直ぐには辞めさせてくれず、結局離職できたのは上司に退職の意思を伝えてから2ヶ月ほど経ってからでした。


求職者支援訓練制度をつかい簿記資格を取得することに

前職のブラック企業には1年以上勤めていましたから失業保険を受給する資格がありました。

その手続きのためにハローワークに行ったとき、ハローワークのパソコンで自分にできそうな求人を探してみたのですが、できそうな仕事はことごとく給料が理想より低く途方に暮れてしまいました。

そこでハローワークの相談員に相談すると「学校へ通って資格を取ってはどうか」と提案されました。

私は漠然と経理の仕事をしてみたいという希望があったので、その旨を相談員に伝えると
「では簿記の資格を取得してみてはどうでしょう?簿記の資格は就職に有利に働きますよ。簿記なら求職者支援訓練制度を使って学べますよ。」
とアドバイスしてくれたのです。私は迷わず申し込みました。

簿記を学ぶことで自分のやりたいことがより明確に

授業は、税理士や公認会計士の方など、資格も持っている人たちが先生となり、非常に熱心に指導をしてくれました。

私も学べば学ぶほど簿記に興味が沸いてきました。

それまで簿記というものに触れたことが無かったので、はじめはわからない事だらけでしたが、授業後や休日もカフェなどで必死に勉強しました。

その結果、学校は3ヶ月だけだったのですが、簿記の試験は3級も2級も合格でした。

2級は取得出来るとは思っていなかったので、とても嬉しかったですし、今後の進路が見えたような気がしました。


活気のある職場を希望して転職エージェントに登録

簿記の資格を取得して、すぐに転職活動をはじめました。
このころには「会計事務所で働きたい」という希望は固まっていました。

はじめはそれまでの流れでハローワークで求人を探していたのですが、ハローワークの求人を見ていてあることに気がつきました。
それは「ここにある求人の事務所、古臭いような気がするなあ」ということです。

何となくですが、事務所名と住所を見る限り「70歳ぐらいの所長とおばさんがやっている昔ながらの会計事務所」のような気がしたのです。事実、ホームページも無いような会計事務所も多くありました。

私はどうせなら活気ある会計事務所で働きたいと思っていたので、ハローワークで求人を探すことを止め、転職エージェントを利用することにしました。

利用したのは大手の「リクルートエージェント」です。

リクルートエージェントは我々求職者は求人案件の紹介から、書類作成や面談にいたるまで全てのサービスを無料で受けることができます。

リクルートエージェントには、会計事務所の求人もたくさんあり、しかもどの会計事務所をホームーページを持っていて、ハローワークにあった求人と比べて、若く、活気のありそうなところばかりでした。

そのうちの一つが今私が勤務する会計事務所なのですが、数ある会計事務所の求人から、今の事務所を選んだ理由は、
リクルートエージェントの私の担当者に「私も何回か打ち合わせに伺ったことがありますが、活気があり、雰囲気の良い職場ですよ。」と紹介されたからです。

簿記の資格のおかげですんなり内定

簿記の資格のおかげか、一発で内定をもらえました。

面接の時に「いつから働けますか?」と聞かれていたので自信はありましたが、まさか就職活動を開始して、これほど早く転職先が決まるとは思ってもいませんでした。

冒頭で「会計事務所への転職は決してハードルは高くない」と書きましたが、これは本当です。

私の例もありますし、私の後に入ってきた人たちを見てもそう思います。

税理士や会計士になろうと思ったら、まずは会計事務所で働き始めるところがスタートラインになります。
スタートラインですからハードルが高いということは無いのです。

会計事務所の仕事について

現在の給与は手取りで25万程頂いています。27歳で配偶者無しということを考えれば十分な金額だと思っています。

仕事内容は何社か担当の会社を頂いて、その会社の仕分けや決算をしたり、財務諸表を作成したりといった感じです。

実際に働くようになる前は、この仕事は事務所に籠るような仕事だと思っていたのですが、実際はそうではなくて外出が非常に多いです。
ほぼ毎日担当させて頂いている会社へ行き、経理の方とお話ししながらレシートや領収書を見て仕分けをしています。
中には私が行くとわざわざお茶や茶菓子を出して下さる企業もあって本当にありがたく思います。
元々私は人と話すのが好きな人間ので、この仕事は本当に自分に向いていると思います。

勤務時間は、普段はほとんど残業はないですが、月末は忙しく残業になりやすいです。
しかし、私の場合前職がブラック企業ですから少しぐらいの残業は“蚊に刺された程度”でしかありません(笑)



将来についてと会計事務所で働きたいと思っている方へ

私は幸いにも理想の職業、理想の職場に転職することができたので、今後はもっと上を目指して頑張っていこうと思っています。
今は働きながら税理士の資格取得の為の勉強もしています。

会計事務所の仕事は、

・数字が嫌いじゃない
・外出が多くても良い
・学ぶことが嫌いじゃない
・人と接するのが好き
・サポートする事が好き

という人には向いていると思います。

また、世間ではこの仕事を「時間が経つのが長く感じる仕事」と勘違いしている人も多いようですが、実際は全くその逆です。
気がついたら「もうこんな時間か!」というのがこの仕事です。

人の役に立てる、やりがいを感じることのできる仕事だと思いますので、興味のある人には是非チャレンジしてみてください。

簿記の資格はあったほうが良いのは間違いありませんが、私の事務所にも何の資格を持たずに入社してくる人もいるので意外に間口の広い業界だと思いますよ。

活気ある会計事務所への転職も!
リクルートエージェント

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