私は現在、海外のCAD系ソフトを日本で販売する会社で営業をしています。
アメリカやイギリス、フランスなど海外の取引先とやりとりする機会も多く、英語を使う仕事をしたかった私にとってはすごくやりがいを感じられる職場です。
今回は私が転職を決意した理由、転職エージェントのサポートを受けての転職活動、そして現在の仕事のやりがいなどを書きたいと思います。
職場のいじめに耐えかねて転職を決意
私は前職、ホテルのフロントスタッフとして働いていました。
このころはまだTOEICは受けたことはありませんでしたが、もともと英語は得意だったので、海外のお客様を相手に英語を使う機会も多いこの仕事も嫌いではありませんでした。
しかし就業から2年ほど経ったぐらいから、何故か私がイジメの標的になってしまったのです。
イジメは、無視、陰口からはじまり、変な噂をたてられる、嫌なお客の対応を押し付けられる、仕事中にトイレに行かせてもらえない(結果膀胱炎になりました)、ミスを捏造される(架空の予約を入れられて担当者の名前が私にされていました)、シフトを勝手に決められて休みが取れないなど、かなり陰湿なものでした。
私は「もう限界だ、これ以上いたら頭がおかしくなる。」と思い、上司に辞表を提出しました。
辞めるときに、今まで受けてきたイジメの全てを上司に打ち明けられたのがせめてもの救いでした。
退職後すぐにTOEIC受験
ホテルの仕事はいずれ辞めることになるだろうということは結構前から思っていましたから、私はホテル勤務しながらもTOEICの勉強をしていました。
TOEICスコアが良ければ転職のときに有利になるだろうと思ったからです。
丁度退職から約1ヶ月後にTOEIC試験があり、私は迷わず受験しました。
そして、この時点ではまだTOEICの結果は出ていませんでしたが、とりあえず一段落ついたということで転職エージェントに登録しました。
ちなみに勘違いしている人もいるようですが、転職エージェントは担当者までついてサポートしてくれますが、料金は一切かかりません。全部無料です。
転職エージェントの紹介で今の会社に出会う
話は少し戻りますが、実は転職エージェントに登録する前、退職からTOEICを受験するまでの約1ヶ月の間に、失業等給付の手続き等でハローワークに何度か足を運んでいたので、その時にハローワークの求人を見たり、相談員の話を聞いたりしたのですが、希望しない職種ばかりすすめられるので嫌になっていました。
そのため転職エージェントを利用することを決めたのですが、転職エージェントは何から何までハローワークとは違いました。
私が利用したのは「リクルートエージェント」ですが、私の担当さんは、私の希望を細かく聞いてくれただけでなく、ホテル勤務時代の愚痴も親身になって聞いてくれました。
仕事の紹介も、ハローワークのように「とにかく仕事をあてがおう」という感じは全くなく、とにかく私がやりがいを持って、長く働けることを最優先に考えて紹介してくれました。
何より驚いたのは「やってみたい」と思える求人がいくつもあったことです。
その中の一つが今の会社です。
ただ、正直に言うと今の会社に応募する前に、大規模、中規模の外資系の会社2社に応募して、書類選考で落ちています(汗)
結果的には今の会社で本当に良かったと思っていますけどね。
ハローワークに失望している人は転職エージェントを利用してみると良いと思います。
少なくとも私が利用したリクルートエージェントは、求人案件のバリエーションもハローワークよりもありましたし、サポートにいたっては比べものになりませんでした。
無料ですから一度利用を検討してみても良いと思います。
私が現在の会社を志望した理由
まず、リクルートエージェントのサポートを受けながら転職活動をしている最中にTOEICの結果がでました。
スコアは820点。
十分アピール材料になるスコアを獲得することができました。
さらに私にはホテル勤務時代に培った接客のスキルがありました。
そうしたことからリクルートエージェントの担当さんが
「海外営業事務の仕事が出来そうですね。」
と提案してくれたのです。
そして、海外営業事務の求人のなかで “採用されそうな規模の会社” ということも考慮して、現在働いている会社を志望しました。
加えて私の会社はCAD系ソフトを扱う会社なのですが、私は大学で電子工学を学ぶ機会があったので、その辺も私に向いているのではないかと思いました。
やりがいのある毎日、転職して良かったと思えること
英語力を生かせる海外とのやりとり
まず第一条件だった「英語力を生かせる」という意味では、今の会社は本当に満足しています。
海外とのやりとりは、国民性の違いからか、返信が遅かったり、スルーされたり、納期を守ってもらえなかったりとイライラすることも正直あります。
しかしそれでも前の職場のイジメに比べれば全然何てことありません。
今では逆に、それぞれの国の国民性や担当者の性格に合わせたやり取りを楽しめるようになりました。
昨年秋には、社長と一緒にアメリカの取引先数社へあいさつ回りに行ったのですが、メールや電話でしか話したことのなかった人たちと仕事を忘れて盛り上がることができました。
世界中に知り合いができ、輪が広がっていくのは本当に楽しくやりがいを感じます。
お給料は倍近くにアップ!
ホテル勤務のころと比べるとお給料は倍近くもらっています。
ただ、年収制なので残業しても給料が増えるということはなく、その辺は自分でコントロールする必要があります。
しかし自分のペースで仕事を進めることができますし、与えられた仕事をこなすだけではない、責任感をもって自分の仕事を遂行するのは面白くもあります。
h2>転職してみて思ったこと
今は転職して本当に良かったと心から思います。
前職のホテルの仕事は、遅かれ早かれ辞めていましたが、今の会社にめぐり合えて本当に良かったと思っています。
もちろんそれにはリクルートエージェントのサポートもありましたし、私自身が英語の勉強をしていたのが良かったというのもあります。
あと、今にして思えば、前職で接客のスキルを学んでいたというのも転職にはプラスに働きました。
そう考えれば前職も悪いことばかりではなかったな、と今は思うことができます。
誰でも「これ以上続けられない」と思ったら転職するしかありませんが、その転職が私みたいに転職が成功するとは限りません。
私は本当に恵まれているな、と思いながら日々働いています。