私は現在、地元(愛知県)のカフェで正社員として働いている27歳女です。
突然ですが皆さんは「カフェスタッフ=アルバイト」というイメージを持っていませんか?実は私もそう思っていました。(実際求人誌はアルバイト求人ばかりでした。)
しかし私は夢のために正社員という道を選びました。
私の経験がカフェ店員になりたい人の参考になればと思います。
幼児担当の塾講師から転職
カフェの正社員になる前、私は幼児担当の塾講師をしていました。
幼児担当だったので勉強を教えるというよりは、教材を使って子供たちとコミュニケーションをとるという感じでした。
ただ、この仕事は“おばさん”になっても続けられる仕事ではないとは思っていました。
体力的な部分もそうですが、それより、塾的にも、保護者的にも「若い先生が好まれる」職場だったからです。
そんな理由から25歳の時に転職を決意しました。
カフェ経営という夢を思い出して…
どの職業に転職するかを考えた時、どうしても一般企業で働く自分がイメージできませんでした。と言うよりオフィスワークがやりたくなかったというのが正直なところです。
そして、どうせなら昔から漠然と考えていた「カフェ経営」という夢のために頑張ってみようと思いました。
そこで私はタウン系の求人誌やネットでカフェの仕事を探したのですが、本当にビックリするぐらいアルバイトしか募集していませんでした。
たまに正社員を募集しているところがあっても、チェーン店の事務や営業の求人しかありませんでした。
そこで私は転職エージェントを利用することにしました。
こんなに!?と驚くほどカフェの求人がたくさん
初めは転職エージェントは利用するつもりはありませんでした。と言うのも、無料なのは知っていましたが、
わざわざエージェントまで足を運んで面談するのが面倒だったからです(苦笑)
しかし実際に転職エージェント(私の利用したのは「リクルートエージェント」)を利用して驚きました。
私が
「将来カフェをやりたいという希望がある。」
「カフェの仕事が学べる。」
「メニューなども一緒に考えたい。」
「アルバイトでも契約社員でもなく正社員!」
という希望を一通り伝えると、いきなり4、5つの候補を見せてくれたのです。
喫茶店が多い愛知県という土地柄も関係しているのかもしれませんが、それを差し置いても、私の希望にそった求人案件を面談当日にこれだけ見せられたのには本当に驚きました。
決定打は募集要項
結局私は紹介されたカフェの中から、今のお店を選んだわけですが、いくつかあった候補の中から、このお店を選んだ理由は募集要項が魅力的だったからです。
このお店は、募集要項に
「将来カフェを開きたい人歓迎」
「料理が好きでメニューをオーナーと一緒に考えられる人」
とあったのです。
この募集要項を見て、ここなら将来カフェと開きたいという私の夢を応援してくれそうだと思いましたし、何より「人手」ではなく、「戦力」を求めている感じが魅力的に感じたのです。
面接のスケジュールはリクルートエージェントの担当者が決めてくれました。
このときに担当者から言われた面接のアドバイスとしては
「一般企業ではスキルや経験が大切だが、飲食店は人柄の印象のほうが大切。」
「ハキハキした話すこと。」
「笑顔を忘れないこと。」
「無理に自分を良く見せる必要はない。背伸びしない。」
といった趣旨のことを言われと思います。
私はこれらのアドバイスを守り、ハキハキと笑顔で自分の正直な気持ちを伝えました。、
その僅か二日後、担当者から合格の知らせをいただきました。
やりがいを感じる毎日!転職は正解だった
正社員としてカフェに転職したことは本当に正解でした。
私のお店にもアルバイトはいます。ただ、現場にいるとすごく分かるのですが、やはりアルバイトと正社員では学べることが全然違います。
言ってしまえばアルバイトは接客だけです。
しかし正社員はメニューやサービスをオーナーと一緒になって考えることもあります。料理もします。仕入れもします。売り上げの管理もします。
こういったことは本当にやりがいを感じますし、これらを経験しないことには自分のお店を持つことなんて絶対にできないと思います。
最後に正社員としてカフェスタッフになりたい人にアドバイスするとしたら、アルバイトからの昇進ではなく、はじめから正社員を募集しているお店を探すことだと思います。
カフェの仕事を覚えようと思ったら、正直、アルバイトのキャリアはあまり役に立ちません。
アルバイトを挟むワンクッションシステムは、使えそうな人間かどうか判断するためのお店側の都合でしかありません。
そういうお店は往々にしてスタッフを「人手」として考えていませんから、仮に正社員に昇進できたとしても、経営に関係する仕事を任されるかどうかは疑問です。
もし求人誌や転職サイトで良い求人を見つけることができないなら、私のように転職エージェントを利用してみるのも1つの手だと思います。
選択肢は間違いなく広がると思いますよ。
それでは長文お読みいただきありがとうございました!