一般的な認識として、文系は営業職に向いているとされています。
そのため文系の学生の就職先として営業職は人気がありますが、実際は新卒で営業職についた人の実に5割以上の人が入社3年以内に離職しているというのをご存知ですか?
この事実を聞く限り「文系が営業に向いている」とはとても思えませんよね?
営業という仕事は性格によって向き不向きが如実にあらわれる仕事です。ですから文系だからと言って必ずしも営業職に向いているとは限らないのです。
実は私も文系で「文系なら営業かな」という固定概念もあり、本社が関西の某釣具メーカーの営業職に就いたことがあるのですが、趣味である釣り関係の会社で、しかもBtoBの営業でノルマもそれほど厳しくなかったにも関わらず、自分の性格にどうしても合わず3年と持たず辞めてしまった過去があります。これで尚且つノルマのキツい営業だったら3ヶ月で辞めていたと思います。
私の印象からすると、おそらく一番営業に向いているのは文系でも理系でもなく“体育会系”ですね(笑)。
これは決して体育会系の人を下に見ているのではなく、営業は結局「人に好かれてなんぼ」の商売ですから、人に好かれるスキルに長けている体育会系の人方が営業に向いているんじゃないかな?という気がするのです。私も体育会系の人好きですから(笑)
というわけで今回は「自分は文系だから」と営業職に就いたものの、自分に合わず転職を考えている文系の人におすすめの仕事を紹介します。
コミュニケーションが苦手なら営業職全般避けるべき!
営業職の人が転職を考える際は
「今の会社の営業が向いていない」のか?
「営業自体が向いていない」のか?
を冷静に判断する必要があります。
前者であれば営業自体が向いていないということは無いでしょうから、別の会社の営業へ転職するという選択肢もあります。
「営業が好き」という人は会社から見たらとても有り難い存在ですし、求人も営業職は比較的たくさんありますから是非別の会社の営業職に転職して本来の力を発揮してください。
問題は後者の「営業自体が向いていない人」です。
営業自体が向いていないというのは「人見知り」や「人と話すことが苦手」というのが理由だと推測出来ますから転職するなら絶対に営業職以外の仕事を選ばなければなりません。
そもそもコミュニケーション能力が直接会社の売り上げに関わってくるのが営業という仕事ですから、それが苦手な人が営業職に就くというのは会社の為にもなりません。
にもかかわらず、なかなか転職先が決まらないと焦ってしまい「次は慣れるかも…」と再び営業職を選んでしまう人がいます。
当たり前の話ですが性格はそう簡単には変わりません。というより大人になってから性格を変えることは不可能に近いですから、再び営業職に就いたところで結果は見えています。
転職に焦りは禁物です。在職中から転職活動を始めればこういう事態は避けられると思います。
文系におすすめの営業以外の仕事
では次に実際に営業職から転職して活躍している文系の人が多くいる職業を紹介します。
尚、はじめに言っておきますが「人と話さなくて良いから」と理由で、「事務・経理」を希望する人がいます。
「文系の人の営業からの転職は事務職がおすすめ」と書いてあるサイトまであります。
しかし実際は「事務・経理」は経験者や資格保持者が優遇される狭き門です。
「事務・経理=派遣でも出来る簡単な仕事」と勘違いしている人もいるかもしれませんが、相当なスキルを持った人が派遣で雇われているのであって、営業から未経験で簡単に転職出来る仕事ではないということを予め知っておいてください。
営業からの転職でおすすめの仕事.1
WEBディレクター
WEBディレクターとは自社、他社のWEBサイトの企画や管理等をする仕事です。
ここ数年はユーザーの雑誌離れが進み、情報はスマホで得る時代に完全に切り替わっていますから、各企業も自社のWEBメディアを持ち、そこで自社製品の紹介をするのが当たり前になっています。
そのためWEBディレクターの求人も増加傾向にあります。
WEBディレクターと聞くと「自分もプラグラミングなどWEBの知識が必要なのでは?」と思うかもしれませんが、実際にWEBサイトやWEB広告を作るのはプログラマーやデザイナーですから、WEBディレクターは特にプログラミングスキルが必要ではありません(もちろんあったら尚良いですが)。
WEBディレクターの仕事はあくまで統括で、クライアントからの依頼をどうWEB上で形にすれば効果的かを考え、それをプログラマーやデザイナーに伝えて形にしていく仕事です。
「クライアントと打ち合わせがいるなら人見知りで営業を辞めた人には無理なのでは?」と思うかもしれませんが、こちらは「営業」ではなく「打ち合わせ」です。求められるコミュニケーション能力がまるで違いますから問題ありません。
営業からの転職でおすすめの仕事.2
広告・販売促進(SP)会社の製作ディレクター
SPとはセールスプロモーションの略で、クライアントの意図をくみ取って形にするという点では前出のWEBディレクターと若干似ています。
仕事内容例を挙げると
・イベントプロモーション
・キャンペーンプロモーション
・デジタルプロモーション
・店頭プロモーション
・PR
といった販促企画や新商品開発など、プロモーション全般のディレクションが主な仕事になります。
ただし会社によりますが、必然的にデザインに関わる仕事が多くなるため、PhotoshopやIllustratorのスキルが必要になる場合があります。
営業からの転職でおすすめの仕事.3
コールセンターのスーパーバイザー(SV職種)
コールセンターのスーパーバイザーも営業職からの転職先として人気の職業です。
仕事内容としてはスタッフの統括を行うのが主な仕事で、スタッフの指導、育成、評価、難易度の高い問い合わせへの対応などを行います。
元営業職がこの仕事に向いている理由としては、やはり営業で培った接客・コミュニケーション能力があげられます。
コールセンターのスタッフは未経験の人や派遣、パートの人が多く、突発的な問い合わせやクレームに対応出来ないこともありますが、「相手の話を聞く能力」を身に着けている元営業職の人は、いかなる事態にも臨機応変に対応できる能力が既に備わっているため重宝されます。
あなたに向いている仕事は必ずある
今回は営業職からの転職先として人気の3つの仕事をご紹介しましたが、この他にも文系の人に向いている仕事はまだまだ沢山あるはずです。もしかしたらまだ我々の知らない魅力的な仕事がもあるかもしれません。
営業に向いていないからといって気を落とす必要は全くありません。諦めなければ誰でも必ず自分にピッタリの仕事にたどり着けるはずです。
あなたにピッタリの仕事を紹介してくれる転職エージェント
営業職からの転職を考えているなら「転職エージェント」の利用をおすすめします。
ご存知のように転職エージェントとは無料で転職先の紹介はもちろん、職務経歴書の書き方から、給与の交渉まで、転職に関わるありとあらゆることをサポートしてくれる会社のことですが、転職希望者にとってこれほどありがたい存在はありません。
例えば先ほど営業職から人気の転職先として紹介した「WEBディレクター」「広告・販売促進(SP)会社の製作ディレクター」「コールセンターのスーパーバイザー(SV職種)」の仕事にしても、個人で探すには限界があります。
しかし転職エージェントなら非公開案件も含めて複数の企業の求人案件を扱っていますから、「ディレクター」「スーパーバイザー」の求人の中から更に自分の希望に近い会社を選ぶことが出来ます。
また転職エージェントのキャリアアドバイザーは全ての職業に精通した転職のプロですから、あなたの希望や現在の仕事への不満を聞いた上で、あなた自身も思いもよらなかった、それでいてあなたにピッタリの仕事を紹介してくれるかもしれません。
私の知り合いの40代後半の男性で、大手企業の営業部長から転職エージェントの紹介で結婚式場のマネージャー転職した人がいます。
これはキャリアアドバイザーが「お客様の意見を仕事に取り入れるのは楽しかった」という本人の話を聞いて提案した仕事だったのですが、本人も最初は予想だにしていなかった職業だったため迷ったらしいのですが、実際にやってみると性格的にもピッタリで、今は「やりがいがあって毎日充実している」と言っています。
この方のように、転職エージェントを利用すると思いもよらぬ“天職”に巡り合えることもあります。是非一度転職エージェントの利用と検討してみてください。
おすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
リクルートエージェントは日本全国に支店のある大手の転職エージェントです。
今回紹介した「WEBディレクター」「広告・販売促進(SP)会社の製作ディレクター」「コールセンターのスーパーバイザー(SV)」といった仕事も多数取り扱っています。
さらにリクルートエージェントの経験豊富なキャリアアドバイザーは「営業職を辞めた人の転職先として離職率の低い職業」も知り尽くしていますから、そういった意味でも、あなた自身が思ってもみなかった“天職”が見つかるかもしれません。
年齢も20代、30代はもちろん40代、キャリア次第では50代での転職もリクルートエージェントなら十分可能ですから、是非一度リクルートエージェントのキャリアアドバイザーにあなたの現在の仕事に対する不満、転職先の希望、社会人としての理想などすべてを打ち明けてみてください。
転職活動はただでさえエネルギーがいるものです。現在の仕事を続けながらの転職活動なら尚更です。
そんな時は転職のプロとの二人三脚で転職活動をしてみてください。心身ともにぐっと楽になると思いますよ。
なお稀に転職エージェントを有料だと勘違いしている方がいますが、転職エージェントは紹介した企業側からの報酬で運営されているため、あなた(求職者側)が料金を支払う必要は一切ありません。
もちろん「リクルートエージェント」も全てのサポートを無料で受けられます。
リクルートエージェントの登録方法
2.下のページ(画像はスマホサイト)が開きます。「転職希望時期を教えください」とあるので転職を希望する時期をタップしてください。
3.以降「希望の勤務地」「直近の年収」「現在の職種」「生年月日」など20個の質問に答えたのち、「登録する」をタップすると、リクルートエージェントのサービス(もちろん)を利用することができます。
20個も質問に答えるのは面倒に思うかもしれませんが、これしきのことを面倒がっているようでは、正直、転職に成功することは難しでしょう。
なお、途中で入力を中断してしまうと、システムの都合上、また最初から入力し直さなくてはならなくなってしまいます^^;
一気に20個の質問に答えて登録だけでも済ませてしまいましょう。
登録したからと言って料金が発生するわけではありませんし、必ずしも利用しなければいけないということもありません。条件の合う仕事の紹介があったときだけ利用するというのももちろんありです。
柔軟に利用できるのも他の転職エージェントにはないリクルートエージェントのメリットです