今回は某外食チェーンの社員から、転職エージェントのサポートを受けて某企業のマーケティング職への転職に成功した体験談をお話したいと思います。
私は昔からなりたい職業というものがなく「食べていければ何でもいい」と思っていたので、大学でもろくに就職活動はしていませんでした。
そんな時、私が進路を決めかねているのを知った当時のアルバイトしていた外食チェーンの店長から「だったらウチで正社員にならないか」と誘われ、結局私はそのままその外食チェーンに就職しました。
正社員としての仕事はアルバイト時代とは当然違いましたが、それでもアルバイト時代から社員さんがどんなことをやっているのかは見ていたのでスンナリ仕事には馴染めましたし、人間関係も私の職場は “近からず遠からず” といった感じだったので特に問題はありませんでした。
ただ、飲食業は勤務時間がどうしても不規則になります。
特に私の働いていた外食チェーンは朝7時から深夜2時まで営業していたので、準備や後片付けの時間を入れたらほぼ24時間稼働している状態でした。そのため私の出勤時間も毎日バラバラでした。
さらには基本的に年中無休でしたから土日祭日に休日が取れたことは一度もありませんでした。
さすがにそういう生活が2年半も続くと「規則正しい生活が出来て、土日祝日休みの会社に転職したい」と思うようになりました。
私が勤めていた外食チェーンは求人系のフリーペーパーを入口に置いてあったので、それをこっそり持ち帰って求人チェックをしたりもしてましたね。
ただ情けない話、私は元々これと言ってやりたい仕事があったわけではないので、転職をしようにも何を基準に仕事を選べば良いのかがまず分かりませんでした。
それに私の場合は、外食チェーンの仕事も「不規則な生活」と「土日休出勤」には強い不満があったのものの、仕事内容や人間関係に不満があったわけではありません。そのため求人情報を見ても「はたしてこれらの仕事が今の仕事よりも魅力的なのだろうか?」という迷いもありました。
そこで私は転職エージェントに登録して、一度「転職のプロ」と呼ばれている人の意見を聞くことにしました。
ちなみにそれまでフリーペーパーの求人情報しか見ていなかった私が、なぜ急に転職エージェントに登録しようと思ったかというと、ちょうどその頃買った転職本の著者が転職エージェントの現役コンサルタントで、その本に「転職エージェントは仕事の紹介はもちろん、求職者の学生時代のエピソードまで聞き出してその人に合った仕事を提案する。」と書いてあったからです。
それを読んで「やりたい仕事が無いなら、人に(自分が)どんな仕事に向いているのか判断してもらうのもアリだな」と思ったのです。
ネットから転職エージェントに登録すると翌日にエージェントから電話で連絡がありました。私はもうその電話で次の休日に面談の予約を入れていました。
名古屋にある大手転職エージェントに初訪問
名古屋駅近くにあるその転職エージェントのオフィスはとても綺麗で「転職エージェントって儲かるんだな。」というのが第一印象でした(笑)。
中に通され座って待っていると、見るからにデキそうな綺麗な女性が現れました。その方がその後私の転職のサポートをしくれることになるキャリアアドバイザーの方でした。
私はそのキャリアアドバイザーに
・やりたい仕事がなく大学時代にアルバイトしていた外食チェーンにそのまま就職したこと。
・不規則な生活で土日祝日が休めないこと。
・仕事内容自体は嫌では無いが、やりがいも無いこと。
・転職はしたいがこれといってやりたい仕事が思い浮かばず、自分に何が向いているかも分からないこと。
など、その時の現状を全て打ち明けました。
するとキャリアアドバイザーは、私の話を一通り聞いた後、
「Kさんは今の仕事にやりがいは感じておられないようですが、何でも良いので思い返してみて面白かったことや、喜びを感じたことはありませんか?」
と聞いてきました。
そう言われて私には心当たりがありました。実はこれがあったからこそ「この外食チェーンなら就職しても良いかな?」と思えるような出来事があったのです。
それはまだ正社員になる前のアルバイト時代のことです。当時の店長が、「アルバイト募集の貼紙」を私に手書きで描いてくれと言ってきたことがあり、言われるがままにマジックで描いたら思いのほかスタッフのウケが良かったのです。
それからというものトイレに貼る注意書きや、レジ横で売るオモチャのレイアウトなど、デザイン的なセンスが必要なことは全て私に相談してくるようになり、それが何だか嬉しく、そのイメージがあったからこそ、その外食チェーンに就職するときもためらわなかったのです。
キャリアアドバイザーにこの話をすると予想以上に喰いついてきて、そして
「なるほど!もしかしたらKさんは売れるために何をするか考えるマーケティングの仕事が向いているかもしれませんよ。」
とマーケティング職への転職を提案してきました。
ただ、そう言われても私は「はあ、そうですか」という感じで、いまいちピンときていませんでした。
というのもマーケティングは専門的な知識が必要で、狭き門だということぐらい私でも知っていましたし、何よりも自分に向いているとは思えなかったからです。
しかしキャリアアドバイザーから、一口にマーケティングと言っても会社によってそれぞれだということ、未経験でも採用する会社も少なからずあることなど色々話を聞いていくうちに「これはもしかしたら面白いかもしれない!」と思いはじめ、そして “私でも採用される可能性がある” という厳しい条件をつけて(笑)マーケティング仕事を紹介してもらうことにしました。
「Kさんは第二新卒ですから未経験でも紹介出来る会社はありますよ。」
キャリアアドバイザーがそう言ってくれたのがとても心強く、印象的でした。
キャリアアドバイザーのサポートで転職成功!
いくつか提案してくれた仕事の中で私が一番興味を持ったのは、フード、輸入雑貨、コスメ、スポーツグッズなどの幅広く扱っている会社の求人でした。
私がその会社を魅力的に感じたのは
まず「未経験歓迎、学歴年齢不問、第二新卒歓迎」という基本的なところ。
そして「クライアントへのマーケティング提案、拡販PR企画の立案」という仕事内容でした。
それまで私はマーケティングは「自社のものを売る」というイメージが強かったのですが、同じものばかりだと飽きてしまうのでは?という心配もありました。しかしこの会社のように「クライアントへのマーケティング提案」ならいつも新鮮な気持ちで仕事に取り組めるのではないかと思ったのです。
結局私はこの会社へ応募することにしました。
履歴書と職務経歴書はアドバイザーに相談しながら書きあげました。
私の場合はそれまで飲食業をしていたので、全くの未経験の仕事に対して何をアピールすれば良いか迷いましたが、そこもキャリアアドバイザーが的確なアドバイスをくれました。
さらに面接では「アルバイト時代のエピソードと志望動機に関連性を持たせた方が良い」とアドバイスされ、それをどう伝えれば良いかも一緒に考えてもらいました。
結果、私は無事この会社に採用されることになり、それまで働いていた外食チェーンには退職の意思を伝え、面接から約1ヵ月半後には正式に転職しました。
印象深かったのが、退職の意思を上司に伝えた時「やりたいことが見つかって良かったな。」と気持ち良く送り出してくれたことです。この時ようやく社会人としてのスイッチが入ったような気がしました。また、世間では人間関係のもつれが原因で会社を辞める人が多い中、自分はこういう形で転職が出来て幸せだなとも思いました。
そして現在、転職して約1年が経ちました。
正直想像していたよりも残業はありましたが、それでも前職の外食チェーンの頃に比べれば全然余裕です。
何よりも仕事が楽しいですし、一緒に働く先輩達もアクティブで尊敬できる人ばかりです。今はやりがいのある仕事を見つけることが出来て本当に転職して良かったな、と心から思っています
やりたい仕事が見つからない人は転職エージェントに相談してみては?
今回転職体験を寄稿してくださったKさんのように「やりたい仕事が無い」という人はたくさんいます。
むしろ「現実的な仕事」となると自分のやりたいことが明確で無い人の方が多いくらいです。
やりたい仕事が無いという人は「自分がやりたいこと」という視点だけではなく、「絶対にやりたくないこと」「働きたい環境」「自分が得意なこと、苦手なこと」など、多角的な視点で考えてみると案外やりたい仕事が見えてくるかもしれません。
それでもやりたい仕事が見つからないという人はKさんのように転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみることをおすすめします。
転職エージェントのキャリアアドバイサーはインタビューからあなたの好きなこと得意なことを読み解くプロですから、本人さえ気づいていなかった「適正」や「強み」を見つけてくれるかもしれません。
また、やりたい仕事のイメージが漠然としている場合も、転職エージェントのキャリアアドバイザーなら、その漠然としたイメージを明確にし、実際の求人に繋げることも可能です。
転職エージェントの利用は様々なメリットを得られますから一度利用を検討してみても良いと思います。
おすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
「リクルートエージェント」は日本全国に支店のある大手転職エージェントです。
求人案件のほとんどが非公開案件で、未経験の業種への紹介実績も業界トップクラスです。
また幅広い業種の求人案件を扱っているので、今回のKさんのように“あなたの知らないあなたにピッタリの仕事”を紹介してもらえる可能性もあります。
またリクルートエージェントならではの魅力として、あなた専任のキャリアアドバイザーが、あなたの「良い印象」を企業の採用担当者に予め口頭で伝えてくれることがある、というのがあります。
これは一見小さなことのようですが、企業からすれば第三者からの一言で「会ってみよう」という気になることも多々ありますから転職においてはとても大きなメリットになります。
なお稀に転職エージェントを有料だと勘違いしている人がいますが、転職エージェントは紹介した企業側からの報酬で運営されていますので、あなた(求職者側)が料金を支払う必要は一切ありません。
もちろんリクルートエージェントも全てのサポートを無料で受けられます。
転職エージェントは登録したからといって必ず仕事をしなければいけないということではありませんから肩の力を抜いて利用してみてください。もちろんリクルートエージェント以外の転職エージェントに既に登録している方が登録しても何ら問題ありません。むしろいくつかの転職エージェントを比べてみることで自分に合ったエージェントが見つかることもありますよ。
リクルートエージェントの登録方法
2.下のページ(画像はスマホサイト)が開きます。「転職希望時期を教えください」とあるので転職を希望する時期をタップしてください。
3.以降「希望の勤務地」「直近の年収」「現在の職種」「生年月日」など20個の質問に答えたのち、「登録する」をタップすると、リクルートエージェントのサービス(もちろん)を利用することができます。
20個も質問に答えるのは面倒に思うかもしれませんが、これしきのことを面倒がっているようでは、正直、転職に成功することは難しでしょう。
なお、途中で入力を中断してしまうと、システムの都合上、また最初から入力し直さなくてはならなくなってしまいます^^;
一気に20個の質問に答えて登録だけでも済ませてしまいましょう。
登録したからと言って料金が発生するわけではありませんし、必ずしも利用しなければいけないということもありません。条件の合う仕事の紹介があったときだけ利用するというのももちろんありです。
柔軟に利用できるのも他の転職エージェントにはないリクルートエージェントのメリットです