リストラ、倒産、業績不振などによる本意ではない転職はつらくないわけがありません。長年勤め愛着のあった会社だったり、家族を養っている人ならなおさらつらいでしょう。
しかし10年以上存続できる会社は僅か5%しかないという移り変わりの激しい現代においては、こういった形の転職も仕方のないことなのかもしれません。
ですから、そうなった以上は気持ちを切り替えて精力的に転職活動をするほかありません。
むしろ「5年後にリストラに合うよりも、少しでも年齢が若い今でよかった」ぐらいのポジティブな気持ちで転職活動に臨むことが大切になります。
応募企業にはあなたの前職の経営状態は関係ない
リストラ、倒産、業績不振など、不本意な形で退職に追い込まれた時のショックや不安は相当なものです。
しかし、あなたを新たに雇い入れようとする企業にとっては、あなたの前職場の経営状態がどうだったかなど全く気にしてはいませんし、もっと言ってしまえば、あなたのショックや不安といった精神状況も全く知ったことではないのです。
応募企業にとって重要なことは「あなたに何ができるか?」「あなたが会社に何をもたらしてくれるか?」だけです。
にも関わらず、あなたが不本意な理由で転職に追い込まれたことをいつまでも引きずり、ネガティブな感情で転職活動をしていれば、応募企業の採用担当者も、あなたから「意欲」や「積極性」を感じることができません。
「意欲」や「積極性」といったことは、スキルや経験以前に、働く人間として当然持ち合わせていなければならないベーシックなものですから、それさえ感じられないような人間と採用する企業は世界中どこを探してもありません。
また精神的ショック以外で転職に消極的になってしまう理由としてよくあるのが、「(リストラされたこと・会社が倒産したこと)を恥ずかしい」と思ってしまうことです。
たしかにリストラなら「残っている人よりも自分が劣っていると思われるのではないか?」、倒産なら「自分の貢献が足りなかったと思われるのではないか?」と不安になってしまう気持ちもわかります。
しかしだからといって自信なさげに転職活動をしていてはいつまでたっても転職先は決まりません。
リストラや倒産を「会社が悪い」としてしまうのは良くありませんが、かといってあなたのせいということでもないのですから、そこは切り離し、自分にできること、貢献できることを積極的にアピールしなければ転職に成功することはまずありません。
予期せぬ転職は自分をより生かせる職場に転職できる絶好のチャンスだと捉える
あなたにはこれまで培ってきた経験、知識、スキルがあります。
ですから転職の理由は何であれ、ここは割り切って「自分の経験・スキルを今まで以上に生かせる仕事に就けるチャンスなんだ」と捉えて転職活動に臨むことが大切です。
実際、リストラや倒産で転職を余儀なくされた人の中にも「今までの経験やスキルを別の職場でどうマッチングさせられるか考えるとワクワクします!」と答える人が少なからずいますが、こういうポジティブな思考ができる人は、決まって早期に希望の企業への転職を成功させます。
企業も30代、40代には、これまでの経験を生かして、既存のやり方とは別の切り口で会社に貢献できる人を探しています。あなたにとっても、これまでルーティーンのように行ってきたことが、別の職場でまた違った切り口で生かせると思ったらワクワクしませんか?
転職では今までの職場以上にあなたの存在価値を見出せる可能性もおおいにあるのです。
失業保険(基本手当)目当てに転職活動を遅らせることは避けるべき
ここで一つ気を付けてほしいことがあります。それは失業保険(基本手当)についてです。
リストラや倒産による退職は「会社都合」ですから、自己都合退職よりも早期から失業保険(基本手当)を受け取ることが出来ます。そのためか「失業保険を満額貰ってから本格的に転職活動するか…」と、身を入れて転職活動をおこなわない人がいますが、これは絶対にやめてください。
※失業中でもハローワークが指定する転職活動をおこなわなければ失業保険は受給出来ません。
転職業界ではブランクが長ければ長いほど転職が不利になるというのは常識ですが、特にリストラや倒産で退職した場合は
「リストラ+αブランクが長い=労働意欲が相当ない人」
「倒産+αブランクが長い=危機管理が相当できない人」
と捉えられてしまう可能性があります。
たしかにあなたの前職場の経営状態は採否に直接は関係しませんが、経営状態を理由に退職まで追い込まれたにも関わらず、さらにブランクも長いとなれば話は変わってきます。
ただし例外として「お父さんはいままで頑張ってきたんだからちょっと休んだら」というように、家族から休みを促された場合は、あなたの“様子”に異変を感じているのかもしれませんから、一度家族の話に耳を傾けるようにしてください。
リストラ、倒産、業績不振での転職こそ1人で悩まず転職エージェントに相談してみよう
「予期せぬ転職こそポジティブな気持ちでおこなうことが大切である。」
というのはお分かりいただけたと思いますが、とはいっても、やはり家族がいたり、家や車のローンがあったりすれば焦りや不安を感じることは避けられないと思います。
しかし、そういう心理状態で転職活動をおこなうと、ともするば目先の生活のことだけに気持ちがいってしまい、仕事選びにおいて最も大切な「やりがい」が二の次になってしまう恐れがあります。
リストラだろうが、倒産だろうが、理由は何であれ、転職するのであれば「転職してよかった」と思えなければ、その転職は成功とは言えません。
しかし現実問題として、普通ではない精神状態で、ハローワークや求人雑誌で公開されている決して多くない求人案件の中から、応募企業を探し、企業研究や各種書類作成、面接といったその後の転職活動をたった一人でおこなうというのは無理があるのもたしかです。
私は、こういう時こそ「転職エージェント」を使うべきだと思います。
ご存知のように転職エージェントとは、転職先の紹介はもちろん、職務経歴書の書き方から、給与の交渉まで、転職に関わるありとあらゆることを全て無料でサポートしてくれる会社のことです。
転職エージェントは一般には出回らない非公開求人案件を多数扱っていますから、これまでハローワークや求人雑誌で探してもやりたい仕事が見つからなかったという人でも、やってみたいと思える仕事にめぐり会える可能性はおおいにあります。
そういう意味で、おすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
「リクルートエージェント」は非公開案件数も数十万件抱える日本最大級の転職エージェントで、リストラや倒産によって転職を余儀なくされた人の紹介実績は業界トップクラスです。
また「リクルートエージェント」に登録すると、あなた専属のキャリアアドバイザーが、あなたにインタビューをし、あなたの経験、テクニカルスキル、パーソナルスキル、さらには性格まで読み解き、あなたにあった仕事を提案、紹介してくれます。
さらには、それぞれの応募先企業に合わせた “興味を引き付ける職務経歴書の書き方” や “採用担当者に好かれる面接の受け応え方法” などもアドバイスしてくれるので転職の成功がグッと近づきます。
また、転職エージェントというと、スーツを着て出勤するようなオフィスワークしか扱っていないと勘違いしている人もいるようですが、それは全くの誤解です。特に「リクルートエージェント」は製造業や建築業など、全ての業種で非公開求人案件を扱っていますから、今まであなたがどんな仕事をしていてもそこで培ったスキルを生かせる仕事が必ずみつかります。
なお稀に転職エージェントを有料だと勘違いしている方がいますが、転職エージェントは紹介した企業側からの報酬で運営されていますので、あなた(求職者側)が料金を支払う必要は一切ありません。
もちろん「リクルートエージェント」も全てのサポートを無料で受けられます。
転職エージェントは、登録したからといって必ず仕事を紹介してもらわなければいけないということはありませんから肩の力を抜いて利用してみてください。
もちろんリクルートエージェント以外の転職エージェントに既に登録している方が登録しても何ら問題ありませんし、むしろいくつかの転職エージェントに登録して、比べてみることで自分に合った転職エージェントが見つかることもありますよ。
リクルートエージェントの登録方法
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20個も質問に答えるのは面倒に思うかもしれませんが、これしきのことを面倒がっているようでは、正直、転職に成功することは難しでしょう。
なお、途中で入力を中断してしまうと、システムの都合上、また最初から入力し直さなくてはならなくなってしまいます^^;
一気に20個の質問に答えて登録だけでも済ませてしまいましょう。
登録したからと言って料金が発生するわけではありませんし、必ずしも利用しなければいけないということもありません。条件の合う仕事の紹介があったときだけ利用するというのももちろんありです。
柔軟に利用できるのも他の転職エージェントにはないリクルートエージェントのメリットです