20代で2回目の転職となると、大卒で新卒の人の場合は僅か数年の間に会社を2つ退職していることになりますから「ほとんど無理なのでは?」と心配する人が多いようです。
確かに20代と言えど転職回数は少ないほうが企業側の印象も良いのは否めません。
ただ転職が「信念を持っての行動」「向上心からの行動」であるということ。
そして2度転職をすることになってしまったことに対する「反省」が企業側に伝われば、20代で2回目の転職も十分可能になります。
そこで今回は20代で2回目の転職に成功するためのコツを解説します。
2度目の転職に負い目を感じてはならない
経営の神様のP・F・ドラッカーは「最初の仕事はクジ引きである。最初から適した仕事につく確率は少ない。」と言っています。
仮に最初の就職で理想の仕事に就ける確率が10分の1だとすると、1度目の転職で理想の仕事に就ける確率はまだ9分の1しかないということになりますから、そう考えれば確率論的には2度転職するというのは「普通」ということになります。
もちろん2回目の転職は「2度会社選びに失敗した」ということにもなりますから、1度目の失敗(=最初の退職と転職)で何を学んできたんだ?という見方をされることもありますが、それをあなた自身が負い目に感じてしまうと、その不安は企業側にも伝わってしまいます。
企業が欲しいのは「この人なら雇い入れても大丈夫」という安心感を与えてくれる人です。
あなたが自分自身に自信を失い、それが企業に伝わってしまったら絶対に採用されることはありません。
ですからまずはあなた自身が「自分は信念と向上心をもって2度目の転職に挑むんだ」という心構えで転職活動することがとても大切になります。
20代で2回目の転職の決断は人生においては正解の可能性が高い
かつて「転職は3回まで」と言われていた時代がありました。
今でも大企業にはこの考え方が根強く残っている感はあります。
ただ少子高齢化で20代の若い人材が昔ほどいないことや、若い社長の新しい会社が次々と設立されている現在は「転職は3回まで」という世間の認識は薄れはじめています。
それどころか
「20代で2回目の転職の決断は人生において正解の可能性が高い」
と主張する転職の専門家までいます。
彼らがそう主張する理由の一つには
「20代のうちに理想の仕事を見つけておかないと30代になってからの転職はキツイぞ!」
というのがあります。
たしかに30代での転職は、人より秀でたスキルや経験がないと難しいものがあります。
しかも「スキルが活かせる転職」を「同業種への転職」とするなら、「(仮にあなたが異業種への転職を考えているなら)2回目だろうが何だろうが20代のうちに転職しておきなさい!」というのはもっともな意見です。
また、次から次に新しい会社が生まれては消えている今の時代「入ってみたらブラック企業だった」ということもありますから、もしそういう企業に入ってしまったら転職回数云々と心配する前に即辞めるべきです。
これらの理由から「20代での2回目の転職は何も恐れることはない、むしろその選択はあなたの人生においては正解の可能性が高い」ということになります。
「謙虚さ」も忘れてはならない
2回目の転職でも自信を持って臨むべき!というのはこれまでお伝えしたと通りですが、かといって企業や面接官に「自信過剰」と捉えられては元も子もありません。
転職において「自信」と同じぐらい大切なのが「謙虚さ」です。
「謙虚な人=自信の無い人」と勘違いしている人もいますが、これは大きな間違いで、謙虚な人というのは「自分の非を冷静に受け入れ、反省し、次に生かせる人」のことです。
ですから、それまで2度も会社選びに失敗しているのなら、
「何故自分は1度ならずとも2度までも会社選びに失敗してしまったのか?」
その理由を自分自身で理解しておかなくてはなりませんし、また、結果として短期間で辞めてしまったことで会社に迷惑かけてしまったことを反省する気持ちも忘れてはいけません。
その気持ちがこれから受けようとする企業に伝われば
「この人2回目の転職だけど決して自分勝手に会社を辞める人ではないんだな」
と思ってもらえます。
一番良くないのは「会社が悪かった」と、辞めたことを会社のせいにすることです。
はっきりと口にしなくても、心でそう思っていたら、それは面接官にも伝わってしまいます。
ブラック企業だろうが何だろうが、最終的に入社の決断を下したのはあなた自身です。
何だかんだ言っても、それはあなたの“甘さ”が招いた結果です。
ビジネスのプロ中のプロの面接官からすれば、20代のヒヨッコがどんな言い訳をしたところで、
「全て自分自身が招いた事、ビジネスの世界ではそんな言い訳通用しませんよ」
と呆れられて終わりです。
転職には「自信」とともに、「謙虚さ」も大切だということを忘れないでください。
第三者のサポートが転職成功のカギ
ここまで
・20代で2回目の転職はめずらしくない。
・自信を持って、負い目を感じる必要ない。
・謙虚さと反省を忘れない
と説明してきました。
しかし「自信」や「謙虚さ」というのは、面接までたどり着かないことには、なかなか履歴書や職務経歴書といった書類だけでは企業側には伝わりません。
そのため書類であなたの短い職歴や転職回数だけを見て「責任感の無い人」「忍耐力の無い人」「自分自身が分かってない人」と判断されてしまい、書類選考で落とされてしまうことも少なくありません。
一番理想的なのは、第三者にあなたの「向上心」や「やる気」、更には「人間性」や「性格」といったものまで企業側に伝えてもらい、「それなら会ってみようか」と思ってもらうことです。
ですから、もし知り合いの紹介、親のコネなどのコネクションがあれば、そういうのは恥じることなく積極的に利用するべきですし、むしろ転職の世界では当たり前のことです。
ただそうは言っても、都合よく希望する仕事にコネがあるということもなかなか無いでしょう。
そこでお薦めなのが転職エージェントです。
転職エージェントとは、無料で転職先企業の紹介や、転職活動のサポートをしてくれる民間企業のことです。
大手転職エージェントともなると日本全国の様々な業界の非公開求人案件を扱っていますから、仕事の内容はもちろん、給与面、待遇面でもあなたの希望に添った求人案件を、数万社という企業の中からピックアップして紹介してくれます。
そして何より、2回目の転職に臨む人にとって魅力的なのが、転職エージェントがあなたと企業を橋渡しする際に、口頭であなたの「向上心」や「やる気」を企業側に伝えてくれる、いわゆる売り込みのようなことも積極的にしてくれることです。
これをしてもらえることによって、通常では難しいとされている2回目の転職の書類選考も通過しやすくなり、面接までたどり着ける確率がグッと上がります。
さらには最近では「大手の転職エージェントの紹介なら書類選考無しで即面接」という企業も増えています。
コネや知り合いの紹介がなくても、それと同様のメリットを得られるのが転職エージェントの魅力です。
そういった意味でも、おすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
「リクルートエージェント」の経験豊富なキャリアアドバイザーなら、2回目の転職でも問題なく対応し、あなたの希望に添った企業を紹介してくれます。
またリクルートエージェントのキャリアアドバイザーは採用する側の企業にも頻繁に足を運んでいますから、先ほどお伝えしたように、あなたの「長所」や「やる気」を企業の採用担当者に口頭で伝えてくれることももちろんありますし、逆に企業の社風や理念などを事前にあなたに教えてくれることもます。
転職先を探すのも、面接も、書類作成も、転職活動は一人で悩んでいても苦しいだけでなかなか前には進みません。
そんな時は一度転職のプロとの二人三脚の転職活動を検討してみてください。
なお稀に転職エージェントを有料だと勘違いしている人がいますが、転職エージェントは紹介した企業側からの報酬で運営されていますので、あなたは一切料金は必要ありません。
もちろんリクルートエージェントも全てのサポートを無料で受けることが出来ます。
リクルートエージェントの登録方法
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20個も質問に答えるのは面倒に思うかもしれませんが、これしきのことを面倒がっているようでは、正直、転職に成功することは難しでしょう。
なお、途中で入力を中断してしまうと、システムの都合上、また最初から入力し直さなくてはならなくなってしまいます^^;
一気に20個の質問に答えて登録だけでも済ませてしまいましょう。
登録したからと言って料金が発生するわけではありませんし、必ずしも利用しなければいけないということもありません。条件の合う仕事の紹介があったときだけ利用するというのももちろんありです。
柔軟に利用できるのも他の転職エージェントにはないリクルートエージェントのメリットです