テレビ等のメディアでは大学生の就活ばかり取り上げられていますが、当然、高卒で就職する人もたくさんいます。
筆者自身も工業高校出身で、高卒でイベント会社に就職しました。ただしいろいろあって1年で辞めましたけどね…(くわしくは後述します)。
今この記事を読んでくれているあなたもそうかもしれませんが、19歳~20歳ぐらいというのは、高卒で就職した多くの人が「会社を辞めたい」と思う時期で、事実、高卒で就職した人の約50%が3年以内に退職しているというデータもあります。
大人はこれを「学生気分が抜けていない」「親に喰わせてもらえるから甘えてるんだ」と揶揄(やゆ)しますが、事実はそうではないことを私は知っています。
恐らくは「やりたいことと違った」「嫌な上司がいた」「理不尽なことをされた(言われた)」など、それ相応の理由があるのではありませんか?
高卒で就職すると往々にして理不尽な目にたくさん遭わされます。恐らくですが、そういった目に遭わされる機会は大学新卒で就職した人たちよりも多いでしょう。
これはその会社に、学歴的にも年齢的にも、高卒入社してきた人たちを一番下に見ている人がいるから他なりません。
だったらそんな会社辞めてしまえばいいのです。
まだ19、20歳なのですから、一日も早くそんな会社は辞めてしまって、本当にやりがいを持って頑張ることのできる仕事に一日も早く転職するべきです。
今回は、高卒19~21歳ぐらいで、今の仕事を辞めて転職したいと考えている人にオススメの転職ノウハウと心構えをご紹介します。
大人の言う「とりあえず3年は頑張りなさい」は全く無意味なアドバイス
高卒で就職し「辞めたい」と漏らすと、大抵の大人は「とりあえず3年はがんばってみなさい」とワンパターンのアドバイスをしてきます。
しかしこのアドバイスを聞いたところで良い方に転がることはありません。
なぜなら、彼らはあなたの「会社を辞めたい本当の理由」を知る由もないからです。
おそらくこういうアドバイスをしてくる人たちは、あなたが会社を辞めたい理由を「学生気分が抜けていないから」「社会人としての心構えが出来ていないから」「甘チャンだから」と決めつけていることでしょう。
しかし本人には、もっと別の辞めたい理由があるはずです。
というか、そもそも社会人としての心構えなど、就職すると決めた時点でとっくに出来ていますし、甘い甘くないは年齢とは関係ありません。
そんなことも分かっていない人たちのアドバイスを聞くことに意味があるとは到底思えません。
高卒の新入社員をいびる嫌な上司の真実
高卒で就職すると「嫌味をいうムカつく上司」に遭遇することも多いと思います。
こういうくだらない人間が原因でストレスを溜めこんでしまうようであれば、周りが何と言おうと、これだって立派な退職理由として成り立ちます。
私も高卒で最初に就職したイベント会社では、本当にたくさん理不尽な目に遭いました。
教えてももらっていないことをやれと言われ「やったことがないのですが…」と言うと「なんだやったことねえのか!?役に立たねぇな」といった類の会話はしょっちゅうでしたし、「苦労しなくても親に喰わせてもらえるからイイよな」と言われたことも1度や2度ではありません。
一番腹が立ったのは「親の顔が見てみたい」というコテコテの嫌味を言われたときです。さすがにその時は「オイ、あんまり調子こいてんじゃねーぞ!」と言ってやったら舌打ちをして逃げていきましたが、、。
こういう人は、自分より下の身分の人間にしか嫌味をいうことができません。同僚や上司にはこびへつらい、一番身分の低い人間でストレス解消をしているのです。
実際、筆者は現在IT関連の企業でそこそこのポジションにいますが、誰も私に嫌味など言ってきません(笑)しかし私の会社でも、私の知らないところで新人に嫌味を言っている人間がいるのかもしれません…いないことを願いますが。
学生気分上等!若い時は思い切って転職してしまえば良い!
経営の神様としても有名なP・F・ドラッカーは「最初の仕事はクジ引きである。最初から適した仕事につく確率は少ない」と言っています。
筆者もその通りだと思います。ましてや右も左も分からない高校を卒業したばかりの10代の若者です。適した仕事に就ける確率など極めて低いと言わざるを得ません。
先ほども「無理して3年続けることは無意味」と述べましたが、自分には適してないと自覚した仕事を続ける意味がどこにあるのでしょうか?ましてや「じゃあ3年続けてから辞めるかな」と思っているなら、続ける理由は「体裁」以外ありません。
だったら一日も早くあなたに適した仕事を見つけて、実務経験を積み、スキルを磨いたほうが、あなたの将来にとっては間違いなく有意義なはずです。
若い時の転職は “学生時代の部活を変えるぐらいの感覚” で良いのです。
「野球部には入部してみたけど自分には向いてなかったから他のスポーツで頑張りたい。」「スポーツ自体が向いていなかったから文科系で頑張りたい。」若い時はそういう感覚で転職してしまってたほうが、5年後、10年後に充実した社会人生活が送れているはずです。
ちなみに筆者は高卒でイベント会社に就職してから、デザイン会社⇒IT関連企業⇒(別の)IT関連企業、と約15年間で3回転職し、4つの会社を渡り歩いていますが、現状には本当に満足しています。あのまま我慢してイベント会社に勤めていたらと思うとゾッとしますね。
あなたに適した仕事を探すために転職エージェントに登録して無料サポートしてもらおう
ここまで「辞めたい仕事を無理に続けることの無意味さ」と「将来のために転職する大切さ」を述べてきましたが、では、いざ転職するとなったときに、どうやって仕事を探せばいいのか?
ここで1つ注意しなければならないことがあります。
それは、20歳前後という年齢は、簡単に仕事が見つかりすぎてしまうということです。
「簡単に仕事が見つかるなら良いじゃん!?」
と思った方もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
なぜなら、若い人ほど、人材の出入りの激しい大量採用求人や、ブラック企業の求人に引っかかりやすくなるからです。
こういった不良求人は、転職サイトや求人誌でも頻繁に目にすることができますが、大抵「平均年齢の低い会社です」や「若さと活気にあふれる職場です」的なフレーズで求人募集を出しているため、「嫌味をいうオヤジもいなさそうだし良さそうだ!」と、若い転職者はコロッと騙されてしまいます。
しかもこういう求人は若ければ100%採用されますから、そうなったら最後、辞めるまで劣悪な労働から解放されることはありません。
転職にトライ&エラーは付きものですが、だからと言って「ブラック企業だったら辞めて、また他の仕事を探せばいいや」という考えで転職を繰り返していると、気が付いたら30代でフリーターということになりかねません。
ですから転職は、毎回「これが最後」という覚悟をもって真剣におこなう必要があるのですが、転職サイトや求人誌ではブラック企業の求人も混じっていますし、ハローワークにしても“いつも同じ求人ばかり”と言うのが現状ですから、あまりあてにはできません。
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転職エージェントは複数ありますが、20代前後の転職には、やはり幅広い業種の求人を扱っている「リクルートエージェント」のような大手がおすすめです。
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