企業は営業が頑張らないことには売り上げを伸ばすことが出来ないわけですから、本来営業という仕事は胸をはって頑張っていいはずの仕事です。
が、現実はなかなかそうはいかないようです。
事実、営業職の離職率は他の役職に比べて非常に高く、人員の入れ替わりも激しいため、転職サイトやハローワークでは「営業の求人だらけ」というのが現状です。
営業職の入れ替わりが激しい根本的な理由は、企業の営業職に対する“ある理不尽な認識”があります。
もし現在あなたが勤めている会社に、この“理不尽な認識”が少しでもあると感じたなら、すぐにでも転職の準備に取り掛かることをおすすめします。
営業を辞めたくなる根本的な問題。企業に根強く残る営業職に対する“理不尽な認識”とは?
営業は企業の売り上げに直接影響を与える仕事ですから企業には無くてはならない最も重要な職務の一つです。
しかし残念ながら多くの企業はそれに気が付いていないのが実情です。
企業は(というよりこれは人間誰しもに言えることですが…)「売れるアイデアを考えた人」「売れるものを作った人」「売れるシステムを構築した人」だけを評価してしまう傾向があります。
その為、会社が作ったものを最終的に顧客に売り込む営業のことを
「宣伝部隊」
「将棋でいうところの「歩」」
「結果を出せない奴は入れ替えるだけ」
としか捉えていない企業がまだまだ沢山存在するのです。
その証拠に基本給を安くして歩合制を強いる企業は未だに沢山ありますし、ノルマが達成出来ない人に対しては心身ともに追い込むような言動を浴びせる企業もあります。
そんな会社で働かさせたのでは営業が嫌になるのは当たり前ですし、続ける意味もありません。
将来の為にもそんな会社はさっさと見切りをつけ、転職するのが正解です。
なぜ営業を辞めたいのか?具体的に分かれば次の仕事が決めやすくなる
「営業職を辞めたい」
と思ったら、まず何故そう思ったのかを考えてみてください。
・どれだけ実績を残しても他の課に比べて給料が上がらない
・ノルマのある仕事はもう嫌だ
・人見知りでコミュニケーションが苦手
人間関係など、どの仕事にも当てはまる退職理由を除けば、営業を辞めたくなる理由はこの3つ内のどれかに当てはまるのではないでしょうか?
そしてこの3つの内のどれに当てはまるかによって、転職するならどういう仕事が向いているかが変わってきます。
順に説明します。
どれだけ実績を残しても他の課に比べて給料が上がらない。
このタイプの人は言うまでもなく「営業に向いている人」です。そもそも実績を残しているわけですし、自分でも「営業ならあんな奴らに負けてない」と思っているわけですからね。
こういう人の不満は「営業」という仕事に対してではなく、あくまで会社に対してですから転職も当然営業職が向いています。
ただし自分に自信がある人ほど会社選びは慎重になる必要があります。
こういう人は強気で「自分に相応しい」と思える会社を選ぶことが大切になります。そうでないと直ぐに不満が爆発し辞めることになります。
何度も転職を繰り返す人は実は「自信家」も多いのです。
ノルマのある仕事はもう嫌だ!
特にBtoCの営業にはノルマはつきものです。
最近はBtoCの営業職でも「厳しいノルマは設けない」という企業も増えてきてはいますが、誰の営業成績が良くて誰がダメだったか、というのは否が応にも会社全体に知れ渡るわけですから、ノルマがあろうが無かろうが精神的に追い詰められることには変わりありません。
こういう人は転職ではBtoCの営業はもちろん、BtoCの仕事全般を選ぶべきではありません。
ノルマのある仕事は何も営業だけではありません。
例えば店頭販売員も皆それぞれに販売ノルマを課せられているというのはご存知でしょうか?※アルバイトは別
有名ブランドショップで働くオシャレな女性店員も、楽器店で長髪でギターを売っているお兄さんも、みんなノルマを課せらているのです。
正社員ならBtoCの仕事でノルマが全く無いという仕事はほぼありません。
ですからノルマが嫌なら転職はBtoCの仕事は選択肢から外し、さらに一見ノルマが無いような仕事でも、本当にノルマ的なものが一切無いのかどうかを確認する必要があります。入社してみたら歩合制だったというのではシャレになりません。
なお「ノルマが嫌」という人でも、元々営業という仕事を選んだぐらいですから、「ノルマは嫌だけど人とのコミュニケーションは好き」という人もいると思います。
そういう人は営業は営業でもBtoBの営業職に転職するという選択肢もあります。
私の友人に名古屋の製薬会社に勤めている人がいます。その友人はノルマの全くないルート営業の仕事をしており、愛知県と静岡県の病院を毎日車で回っています。本人曰く「人と話すのは好きだしノルマも無い、運転も好きだし車でヘヴィメタルも聴けて最高だ」と言っています。同じ営業職でもBtoBならこういう仕事もあるということです。
人見知りでコミュニケーションが苦手。
人に言われるまでもなく本人が一番分かっていると思いますが、営業職でコミュニケーションが苦手なら致命的です。
「そのうち慣れる」と言う人もいますが、人見知りというのは決してそんな簡単に克服できるものではありません。というより人見知りも1つの個性ですから無理に克服する必要があるとは思えません。
ただ営業には向かないというのは間違いありませんから、ストレスで体を壊す前に一日でも早くあなたに合った仕事を見つけましょう。
営業からの転職成功の近道は転職のプロに自分の悩みも理想も全て打ち明けること
どんな仕事でも離職の決断をするときは仕事に嫌気が差した時ですが、特に営業職の人が離職を決断する時は、心身共に疲れ果て「とにかく1日でも早くこの仕事から解放されたい!」という切羽詰った精神状態になる人が多いようです。
そのため後先のことを考えず会社を辞めてしまうという人も大勢います。
しかし退職後の転職活動は次の仕事がなかなか決まらなかったりすると焦って妥協してしまうことがありますからお薦め出来ません。
ですからここは一旦冷静になり、今の会社に退職の意思を伝える前に、先ずは一度転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
ご存知のように転職エージェントとは無料で転職先の紹介はもちろん、職務経歴書の書き方から、給与の交渉まで、転職に関わるありとあらゆることをサポートしてくれる会社のことですが、今の仕事を辞めたくて辞めたくて冷静な判断が出来なくなっている人とってはこれほど有り難い存在はありません。
今の仕事を辞めたくて仕方ない人は「とにかく今の会社を辞めたい!!今の会社以外なら何処でもいいんだ!」と半ば投げやりなっている可能性があります。
しかし先述したように「今の仕事の何が嫌なのか?どこが自分に合わないのか?」を冷静に判断した上で次の仕事を選ばなければまた同じ過ちを繰り返すことになりかねません。
ですからここは一度転職のプロである転職エージェントのキャリアアドバイザーに「今の仕事に対する不満」「社会人としての理想」「やってみたい職業」「苦手なこと得意なこと」等を全てあらいざらい打ち明け、プロの目から客観的に見て、どんな仕事があなたに向いているかを判断してもらうというのも一つの手です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは全ての職業に精通した転職のプロですから、あなたの希望や現在の仕事への不満を聞いた上で、あなた自身も思いもよらなかった、それでいてあなたにピッタリの仕事を紹介してくれるかもしれません。
私の知り合いの40代後半の男性で、大手企業の営業部長から転職エージェントの紹介で結婚式場のマネージャー転職した人がいます。
これはキャリアアドバイザーが「お客様の意見を仕事に取り入れるのは楽しかった」という本人の話を聞いて提案した仕事だったのですが、本人も最初は予想だにしていなかった職業だったため迷ったらしいのですが、実際にやってみると性格的にもピッタリで、今は「やりがいがあって毎日充実している」と言っています。
この例のように、転職エージェントを利用すると思いもよらぬ“天職”に巡り合えることもあります。是非一度転職エージェントの利用と検討してみてください。
おすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
リクルートエージェントは日本全国に支店のある大手の転職エージェントです。
リクルートエージェントの経験豊富なキャリアアドバイザーは「営業職を辞めた人の転職先として人気の職業、離職率の低い職業」も全て知り尽くしていますから、あなた自身が思ってもみなかった、あなたにピッタリの仕事が見つかるかもしれません。
年齢も20代、30代はもちろん40代、キャリア次第では50代での転職もリクルートエージェントなら十分可能ですから、是非一度リクルートエージェントのキャリアアドバイザーにあなたの現在の仕事に対する不満、転職先の希望、社会人としての理想など全てを打ち明けてみてください。
転職活動はただでさえエネルギーがいるものです。現在の仕事を続けながらの転職活動なら尚更です。そんな時は転職のプロとの二人三脚で転職活動をしてみてください。心身ともにぐっと楽になると思います。
なお稀に転職エージェントを有料だと勘違いしている方がいますが、転職エージェントは紹介した企業側からの報酬で運営されているため、あなた(求職者側)が料金を支払う必要は一切ありません。
もちろん「リクルートエージェント」も全てのサポートを無料で受けられます。
リクルートエージェントの登録方法
2.下のページ(画像はスマホサイト)が開きます。「転職希望時期を教えください」とあるので転職を希望する時期をタップしてください。
3.以降「希望の勤務地」「直近の年収」「現在の職種」「生年月日」など20個の質問に答えたのち、「登録する」をタップすると、リクルートエージェントのサービス(もちろん)を利用することができます。
20個も質問に答えるのは面倒に思うかもしれませんが、これしきのことを面倒がっているようでは、正直、転職に成功することは難しでしょう。
なお、途中で入力を中断してしまうと、システムの都合上、また最初から入力し直さなくてはならなくなってしまいます^^;
一気に20個の質問に答えて登録だけでも済ませてしまいましょう。
登録したからと言って料金が発生するわけではありませんし、必ずしも利用しなければいけないということもありません。条件の合う仕事の紹介があったときだけ利用するというのももちろんありです。
柔軟に利用できるのも他の転職エージェントにはないリクルートエージェントのメリットです