転職を成功させるには、応募企業に、いかに自分自身が使える人材であるかをプレゼンテーションするかがカギになります。
30代以上の転職では、採用担当者に「この人はウチに入社したら何に貢献できるだろう?」と考えさせてしまった時点で失敗と言えます。
そうではなく、あなたが自分自身をプレゼンテーションすることで、採用担当者があえて考えなくても「企業で思う存分能力を発揮できているあなたの姿」をイメージさせなければならないのです。「イメージさせるようにしむける」といった方がよいかもしれません。
それができて、はじめて30代以上の転職が成功すると思ってください。
自分自身のプレゼンテーションは「TVショッピング」を思い浮かべると見えてくる
「自分自身をプレゼンテーションする方法が分からない」
という人は、TVショッピングを思い浮かべると、どうすればよいのか見えてきます。
例えばTVショッピングで定番の「掃除機」、我々は番組内で何を見せられますか?
あえて一般的な掃除機をかけた後に、もう一度掃除機をかけて「まだこんなにホコリが残っていましたよ。」というところ、布団に掃除機をかけて「今あなたが使っているその布団にもダニがこんなにいるんですよ、でもこの掃除機ならダニも吸えますよ。」というところ、お年寄りが片手で軽々と掃除機を持って階段に掃除機をかけているところ、充電が長時間持つところ、コードレスで車にも使えるところ等々、、。
その掃除機が一家に一台あるだけで、どんなに便利で、どれほど家が綺麗になって、いままで億劫だった掃除がどれだけラクになるかをさんざん見せられますよね?
あれだけ見せつけられれば、あえて「何に使おうか?」などと考えなくても、その掃除機の自分の家での使い道を明確にイメージできます。
そして「こんなに便利なら是非欲しい!」となるわけです。
転職活動での自分自身のプレゼンテーションもこれと同じです。
まず企業がどんな人材を求めているかを正確に把握したうえで、自分は応募企業が求めている実務経験やスキルを持っていて、その経験やスキルを使い、応募企業のどの事業で、どのような形で貢献できるかを具体的にプレゼンするのです。
それができれば、採用担当者は、あえてあなたの“使い道”を考えなくても、あなたが自社で活躍している姿を自然にイメージすることができるはずです。
そうなれば30代はもちろん、40代であろうと、50代であろうと転職はグッと成功に近づきます。
単にあなたの過去の実績を伝えるだけでは、先ほどの掃除機で例えるなら「この掃除機はいままで何部屋掃除してきました。」という事実報告だけになってしまいます。そんなプレゼンでは誰もその掃除機は買いませんよね?
自分自身のプレゼンテーションの方法が分からないという人は、自分を商品だと考え、応募企業に「是非欲しい」と思わせるにはどうしたら良いかを考えてみてください。
いままでクライアントに自社商品や企画をプレゼンしてきた経験のある方なら、きっとできると思います。
履歴書、職務経歴書と面接の「自分自身のプレゼンテーション」の違い
自分自身のプレゼンテーションは、面接だけでなく、履歴書や職務経歴書といった書類でも必要になります。
では「応募企業のこの事業に、自分のこの経験とスキルが貢献できる」とプレゼンするのは、書類と面接のどちらがメインになると思いますか?
多くの場合、実は書類なのです。
意外でしたか?たしかにプレゼンテーションというと面と向かってするものというイメージがあるかもしれません。
しかし採用担当者もプロですから、書類の出来がよければ、それだけで十分あなたのスキルが企業にどう貢献できるかのイメージはできているのです。
そもそも書類選考の段階で、採用担当者に採用するメリットを何も感じさせられない応募者は落とされます。
ですから、履歴書や職務経歴書といった書類は、自分自身をどうプレゼンするかを考えて作成することが大切です。
転職本に載っているような、ありきたりの職務経歴書では書類選考は通過できません。形式に捉われすぎず、自分自身がコンペにかけられているという気持ちで作成するようにしてください。
では面接で必要となる「自分自身のプレゼンテーション」とはどんなものか?ですが、これは面接でも伝える内容は「自分の経験とスキルがどう企業に貢献できるか?」を伝えることには変わりないのですが、面接ではそれプラス、あなたの回答、態度、表情、相づちから身振り手振りまで全て見られています。
どれだけ経験やスキルがあっても、実際に会ってみて、採用担当者に「会社に合わない人材」と判断されてしまえば採用されることはありません。
表情や態度に問題がある場合、それを一朝一夕で直すことは難しいとは思いますが、可能な限り採用担当者に良い印象を持たれるように努めるようにしてください。
より確実なプレゼンテーションのために転職エージェントを利用する
転職を成功させるには、自分自身のプレゼンテーションが必須だということはお分かりいただけたと思います。
しかし、いざ実際にそれをやるとなると、どうやれば良いのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか?
そもそも人生において転職は、そう何回もするものではありませんから、言うなれば誰もが「転職初心者」です。ですから、いろいろと迷ってしまうのは致し方ないことです。
そういうときは素直に転職のプロである「転職エージェント」に相談するのがベストです。
転職エージェントは、大手ともなると何百万人という人の転職に関わってきていますし、転職エージェントのアドバイザーには元企業の採用担当者もおおぜいいますから、プロの目線でアドバイスしてもらえます。
おすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント」です。
私がリクルートエージェントをおすすめする理由は、正に今回のテーマである「プレゼンテーション」です。
リクルートエージェントに登録すると、あなた専任のキャリアアドバイザーが、あなたにスキルや実務経験についてインタビューします。
そしてあなたから聞き出したスキルや実務経験を、キャリアアドバイザーから応募企業にプレゼンしてくれるのです。
もちろん書類や本番の面接では、あなたが自分自身をプレゼンテーションしなければなりませんが、あらかじめキャリアアドバイザーから、あなたの実務経験やスキル、さらには人間的な魅力まで企業に伝えておいてくれれば、転職活動においてこれほど有利なことはありません。
さらに履歴書や、職務経歴書で上手く自己アピールする方法や、面接でのコツなども細かくアドバイスしてもらえますから、1人で転職活動をおこなうのと比べるとかなり心強く感じるはずです。
こういっては何ですが、今の時代、特に30歳以上の方の転職では転職エージェントの利用は必須です。
考えてみてください。すでに転職エージェントのサポートを受け、転職のプロであるキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動をおこなっている転職者に、「転職初心者」が1人で立ち向かっても勝てるものではありません。
転職エージェントは、企業側からの報酬で運営されていますから、あなた(転職者側)がお金を払う必要は一切ありません。
もちろん「リクルートエージェント」も全てのサポートを無料で受けられます。
納得のいく転職を早期に成功させるために、是非一度、リクルートエージェントをはじめとする転職エージェントの利用を検討してみてください。
リクルートエージェントの登録方法
2.下のページ(画像はスマホサイト)が開きます。「転職希望時期を教えください」とあるので転職を希望する時期をタップしてください。
3.以降「希望の勤務地」「直近の年収」「現在の職種」「生年月日」など20個の質問に答えたのち、「登録する」をタップすると、リクルートエージェントのサービス(もちろん)を利用することができます。
20個も質問に答えるのは面倒に思うかもしれませんが、これしきのことを面倒がっているようでは、正直、転職に成功することは難しでしょう。
なお、途中で入力を中断してしまうと、システムの都合上、また最初から入力し直さなくてはならなくなってしまいます^^;
一気に20個の質問に答えて登録だけでも済ませてしまいましょう。
登録したからと言って料金が発生するわけではありませんし、必ずしも利用しなければいけないということもありません。条件の合う仕事の紹介があったときだけ利用するというのももちろんありです。
柔軟に利用できるのも他の転職エージェントにはないリクルートエージェントのメリットです