転職実践

異業種・異業界への転職のコツ[未経験の仕事へのチャレンジはやる気の現れ]

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「同業種じゃないと即戦力になり得ない」と思われがちですが、そうとも限りません。企業が異業種からの転職者に何を期待するかを知れば、異業種からの転職もグッと成功に近づきます。



企業が異業界からの転職に期待すること

特に年齢が高くなると異業界への転職が難しくなることは事実です。

しかし企業が異業界からの転職者に何を期待するかを把握し、そこにアジャストして自己アピールすれば採用される可能性がグッと上がります。

企業が異業界からの転職者に期待するのは以下のようなことがあげられます。

学ぼうとする意欲がある。

同業他社から転職してきた人は、なまじ経験を積んでいるため「自分は分かっている」と勘違いしてしまっている人も少なくありません。
こういった人はそれなりのキャリアを積んだ人に多いのですが、凝り固まった考え方をする人は企業に好まれません。

その点異業界からの転職してきた人は「早く仕事を覚えよう」「早く自分の能力を発揮出来るようになろう」と学ぶ姿勢があり、吸収も早いため企業に期待されます。
また、そもそも未経験の業界に飛び込んでくること自体が「向上心の表れ」と捉えらてくれる企業もあります。

定着率が高い

同業他社から転職してきた人は、前の会社でのやり方が体に染みついてしまっているため、新しい会社のやり方になじめず辞めてしまう人が意外に多いようです。
その点異業界からの転職してきた人は、仕事にやり方、進め方に疑問を感じることが少なく、結果的に同業他社から転職してきた人よりも定着率が高くなる傾向があります。

新しい視点、発想が期待出来る

それまで企業が長年行ってきた事業を異業界から転職してきた人のアイデアで丸々一新するということはあまりありませんが、新たに商品やサービスを立ち上げる際には既成概念にとらわれない新しいアイデアを期待されることはよくあります。

異業種からの転職成功のカギは向上心を見せること!

新しいことにチャレンジするということはエネルギーのいることです。
そしてそれは企業側も十分理解しています。
それでも向上心を持ってチャレンジしようとする姿勢を企業は評価し、未経験というハンデを背負ってでもウチで働きたいという人なら採用したいと思うのです。

ですから職務履歴書の自己PR欄や面接では向上心からの異業界への転職だということをアピールしてください。
どうアピールすれば良いか分からないなら、転職エージェントに登録しているなら一度担当者に聞いてみるのも良いでしょう。
彼らは幾度となく異業界への転職を実現させていますから的確なアドバイスがもらえます。

異業界であっても経験を活かせる

異業界であってもこれまで培ってきた経験はもちろん生かすことが出来ます。
自分の経験が異業界でどう活かせるかを考えるとアピールポイントが見えてきます。

例えば私の知っている実例で、旅館の仲居さんからデイサービス(介護施設)の施設長に転職された方います。
仲居の仕事はお客様とのコミュニケーションが必須ですし、お客様に満足してもらえるように絶えず「目配り」「気配り」をしていなけばなりません。
普通にオフィスで働いていても「目配り」や「気配り」は養われることはあまりありませんから、この能力は仲居さんをやっていたからこそ培われたと言えます。
そして「目配り」「気配り」の能力はご老人をあずかるデイサービスではなくてはならないものです。

この例はまさに今まで培ってきた能力が異業種に合致した転職例です。

このように異業界であっても、それまで培った経験、能力を発揮することは可能です。
コミュニケーション能力、マネジメントスキル、分析力、企画力、プレゼンテーション能力、解決力など、業種が違っても活かせる能力は沢山あります。

積極的にアピールするように心がけてください。


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