
中小企業からの人材が評価される理由
これは大企業に限った話ではありませんが、採用する企業側は、求職者がいた会社の大小など全く気にしていません。
むしろ、小さな会社で大きな役割を果たしていた人は評価されやすいと言えます。
何故中小企業で実績を積み上げた人材が評価されるのか?
その理由を知れば、転職活動において何をアピールすれば良いかがおのずと見えてきます。
中小企業の人材が評価されるポイントとしては以下のようなものがあります。
中小企業出身者は一人で幅広い業務をこなすことが出来る
大企業は部署が細分化されていることが多く、自分が受け持つ業務以外のことができない人もいます。
たとえば、これは私の妻の話ですが、彼女は泣く子も黙る大企業に10年以上勤めていましたが、少しでもパソコンにトラブルが起きるともう何も出来ません。
聞けば会社では「パソコンにトラブルが起きた時は直ぐに修理担当者がかけつけて直してくれた」とのこと。中小企業ではあり得ませんよね?
中小企業の場合は社員数が少ないため、企画から下請けの手配、予算、販売と、一人で多くのことをこなさなければならないことも少なくなく、必然的に幅が広いスキルと知識を身につけられている場合があります。
企業はこういったマルチパーパスな人材に魅力を感じます。
マネジメント能力が身についている
社員数の少ない中小企業では、早い時期から責任者としてプロジェクトを任されることがあります。
しかも人手不足の中小企業では自らフットワーク軽く飛び回る、いわゆる「プレイングマネージャー」となるケースが殆どです。
こういった人材は大企業から見ても大変魅力的に移ります。
中小企業でのこういったキャリアは、職務経歴書や面接で積極的にアピールしなければなりません。
どういうプロジェクトで、どのようにプロジェクトを進め、どういう結果を残し、それが会社にどうプラスになったか?それがお客様にどう喜んでもらえたか?を上手くまとめて、職務経歴書や面接で積極的にアピールしましょう。
どうアピールすれば良いか分からない場合は転職エージェントに登録しているなら担当者に聞くと詳しくアドバイスしてくれます。
どんな会社だったか?は必ず伝えること
これは中小企業から転職する場合に限らず言えることですが、特に前職場より規模の大きな企業に転職するときは、職務経歴書に前会社の簡単な会社概要、事業内容、従業員数などを記載しておきます。
また面接では、どんな商品を扱っていたか?どんなサービスを提供していたか?を分かりやすく伝えられるように準備おいてください。
どんな会社だったかを相手に知ってもらった上で、あなたがその会社にどのように貢献してきたかを伝えることが大切です。
信じらないことですが、転職サイトに登録せずに転職活動をはじめている方がおられます。
今や転職サイトはハローワークよりも多く人が利用している転職のベーシックです。もちろん利用は完全無料ですからまだ登録していない方は必ず登録しておくようにしましょう。
転職サイトには、主に
- 求人案件数が圧倒的
- 転職エージェントのようにオフィスに足を運ぶ必要がないため在職中でも利用できる
- プロフィールを登録するため「スカウト」が来ることがある
- 無駄な履歴書を書く必要がなくなる
といったメリットがあります。
4つ目のメリット「無駄な履歴書を書く必要がなくなる」を補足すると、一般的に企業は求職者から問い合わせがあれば、とりあえず誰に対しても「履歴書を送ってください」と言いますよね?。
ただ、手書きで履歴書を書くというのは非常に手間のかかる作業ですから、採用される可能性の少ない会社のために履歴書を書くのは時間の無駄でしかありません。
しかし転職サイトは、予め(あなたの)プロフィールを登録しますから、応募先企業があなたのプロフィールを見て「ウチには合わないないな」と判断されれば、その段階で断ってきます。
つまり履歴書を書くのは、あなたのプロフィールを見たうえで、あなたを採用すること前向きな会社に対してだけで済むということです(※さらに最近ではプロフィールだけで(履歴書なしで)採用する企業も増えてきています)。
インターネットに馴染みのない方も、今の時代は企業側も「使える人材はネット経由で申し込んでくるもの」と捉えている傾向がありますから、是非転職サイトへの登録&プロフィール記入だけは済ませておいてください。
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